かすみ荘 - 雑文:命かける
[もどりゅ]

007. 【命かける?】 (2001.10.08)

◇仕事をしている時に、設定変更前まで出ていたファイルが表示されなくなってしまった為、復旧していただく様、管理者にかけあったら、

「検索したけどそんな名前のファイル無いよ」

◇との事。でもそんなはずはないのだ。だってちゃんと使ってたんだもん。主張したけども、うたがいのまなざしを受けてしまって、かすみぴんち!

「絶対?」

◇うーみゅ。やな言葉をなげかけてきやがる。かすみはちっちゃな頃から絶対という言葉は使うな、とゆー教育を受けて来たのだ。世の中には絶対という事は無い、とゆー父の命令である。例えば、

「絶対、間に合う」

◇本当に?ここで疑問だ。間に合うどころか何時間も余裕を持ったとしても、待ち合わせ場所に行く前に天災にあうやもしれぬ、人災で交通機関が麻痺するやもしれぬ、自分が交通事故や心臓発作でしぬやもしれぬ、のだ。

◇多分にへりくつである事はいなめないのだが、確かにありえない事ではない。かすみも過去に上野で電車が3時間遅れ、電車の床に新聞を広げるとゆーおしゃれな真似をする破目になったり、自分が乗っている(それも先頭の運転席の後ろに立っていた)電車に人が飛び込むとゆー事件がおこり、やなものを見た上、電車に閉じ込められたり、自分が献血ルームで(献血後)ぶっ倒れたりしているので、ま、そゆ訳だから使えない言葉なのだな。

「ファイル、ありましたもん」

◇と、絶対を回避して、ふと思い出したあの言葉。

「命賭ける!!」

◇かすみがお子様だった時、やたら身の回りで流行っていた言葉。

◇お金を賭けるとか、おやつを賭けるとか、そんなほほえましい事ではなくって、賭けるのは己の生命である。それも一つしかないものをほいほい賭け金にしてしまうのだ。お金だったらその後の勝負に勝てば戻ってくるし、おやつだったら次のチャンスはすぐにでもまわって来るのに、取り返しのつかない命を賭けてしまうのだ。

◇活用としては、「俺んちに××のぷらもがあまってるから、おまえにやるよ」「えー、本当か?命賭けるか?」「ああ、いいよ」ぷらも一個の値打ちの命。この場合、ぷらもが命に匹敵するとしてもいいのだろうか?「おまえさあ、早く××持って来いよ」「明日持って来てやるよ。命賭けてもいい」自分から命をバンスに入れてしまっている。明日突然持病の癪で動けなくなったら死んでしまってもいいのだろうか?

◇かすみはこまっしゃくれたお子様だったので、一度も命のやり取りはしていない。賭けろと言われれば、やだ、と答え、賭けると言われれば、そんなものいらないと言いがんばったのだよ。

◇そんで、今考えてみるに、そんなもんをぽんぽん賭けるのは大問題な訳だし、そいでも、子供って恐い事をさらっと考えずにいうもんだなぁと、ちょっとうらやましく思った訳ですよ。

◇これがもっと昔だったら、そういう言い方はしてはいけなかったと思うし(戦時中なんかは子供の言い争いごときで命賭ける?とか言えなかったと思う)、今は殺伐とした事件が起こる中、本当に賭けに負けたら取られかねない感じだし。

◇そんな訳で、かすみの家の裏にあるマンションのお子様は命を賭けるかどうか、調査をしようとちょっと思ったです。これから10日ほど、くだんの台詞が出るかどうか家にいる間はちょっとばかり注意してみるです。でるかなぁ・・・。でないといいけど。


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