かすみ荘 - 雑文:ひなぎくブースで捕まって
[もどりゅ]

025. 【ひなぎくブースで捕まって】 (2001.03.01)

・久しぶりに自由が丘のMQに立ち寄った。MQとは丸いお化けのQ太郎の略では無い。マリークワントという化粧品ブランド名である。かすみはブランドにこだわらない方であると思っている。着ている服は殆どNEMIブランド(KETTYと同じメーカー)で、バックは殆どMQ製ではあるが、、シャネ〇やら、グッ〇やら、プラ〇やら、ヴィト〇やらには殆ど興味が無い。持って無いし。お財布はプラ〇だが、こいつも母からのもらい物なので、自分では買わなかっただろうし、これからも買わないに違いない。MQとNEMIだけが続いているのは、多分、そんなに高くないのと、店員さんがしつこくなくって、ぼろっちい格好をしていても親切だからだと思う。特に、アトピーでへたに化粧が出来ない訳だから、そこんとこも気にならない様でないと、買い物が出来ないのだ。

・で、去年の9月からこっち、化粧品を買っていなかったのである。これは覗き込んだMQの顧客リストがそうなっていたからきっとそうなのだろう。冬に向かって乾燥が進み、皮膚科に通っていたのだから、化粧品が減らなかったのも当然だし、そんな時に化粧をばんばんする訳にもいかなかったのだ。そんなブランクあったもんだから、美容部員さんはあれこれと新製品を並べてくれた。

・本当は化粧品を買う気はこれっぽっちも無かったのだったりする。友人にあげるペンシルとかを買おうと思って立ち寄って、ふと見ると、新しい美容液が置いてあったので手にとっていると、一人しかいなくてすでにメイク中の美容部員さんが声をかけて来て、顧客バインダを開けると、かすみの顧客カードが閉じられていた所には一枚の紙にこう書かれていた。(マッキー黒、太字)

沙羅 かすみ様 VIPバインダーに移動

・かすみ様はいつの間にやらVIPな顧客にされてしまっていたらしい。VIP、何となく馬鹿にされているやうな響きである。確かに国賓ならばVIPであろう。伊〇丹デパートに年合計〇百万円お買い物につぎ込んでいる伯母や、東〇百貨店に〇百万円つぎ込んでいる伯母も外商さんにとってはVIPであろう。が、たかだか月で換算して2〜3万円しか使っていない客はVIPであろうか?たかだか二百円かそこらの不〇家チョコレートV.I.Pと同レベルではないだろうか?これはいわゆる慇懃丁寧なVIP行為ではないだろうか?

・とにかくこんなことでぶいぶい言っていても仕方が無い。奥から新しく現れた美容部員Bに捕獲されたかすみは、アトピー症状の酷い唇だけは死守するも、ふんわり春色メイクとやらをほどこされちまったのである。この捕獲され中も、お客様はやって来るのだが、先にいた美容部員Aが全て対応していた。Aもメイクをしているお客様がいるのに、である。つまり かすみ>先客>美容部員 という強弱関係があるらしい。せこい、実にせこいVIP待遇である。別にそんな事を気にするかすみではないのだが、顔を押さえられているので反抗は出来ない。

・結局、閉店を10分ほどぶっちぎってやっと開放されたのだが、カードで支払おうとしたらば、駄目出しをされてしまった。何の事は無い、勤め先の変更が正しくなされていなかった為に、おめぇには売れないよと出てしまった様である。その後問題なく支払いは出来たのだが、いったいかすみの今回のお買い物総額はいくらだったかというと、化粧品だけで5万8千円でありました。そりゃぁVIPにもなるよなぁ。

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