かすみ荘 - 雑文:がんばれ、嫌煙権
[もどりゅ]

056. 【がんばれ、嫌煙権】 (2001.04.23)



・嫌煙権という言葉が巷に広まって久しい。煙を嫌といわせやがれ、という権利である。この煙とは、色々な煙があるにも関わらず、煙草の煙のみを指している。煙草の煙以外にも生活における煙として火葬場の煙とたき火の煙などがあるけれど、とにかく嫌がられているのは煙草の煙である。火葬場の煙も嫌だけれど、ある場所は決まっているし、最近は煙を出さない所も多いという話ですね。

・とにかく、煙草の煙は日常折りに触れて接触する為に嫌われているのではないかと思う。レストラン、喫茶店、道端、電車のホーム、カラオケルーム、飲み屋、会議室、などなど。煙草を吸わない人間にとっては、腹立たしい事この上無いと感じるのも仕方が無いものであろう。第一、体に悪いのだ。健康の為、自分はニコチンなど摂取せずに生活しているのに、それは副塵煙としてやって来る。外に流れている、あの煙である。喫煙者はくそ生意気にもフィルターを通して、てめえの健康は守っているくせに、その何倍もの発癌性物質をまきちらしていやがるのである。ましてや、歩き煙草なんぞ、全ての煙を後ろに後ろに流しながら、自分は何時でも安全地帯にいるのだから始末におえない。

・禁煙席にせっかく座ったのに、喫煙席から煙が流れ込んできて、とても不快だったという話も良く聞く。煙を禁じているにも関わらず、流れ込んできたのである。これが実体のはっきりしたものならば、きゅっと捻ってたたき出す事も可能であろうが、拡散する煙やろうなので、どうしようもないのだ。無き寝入りである。

・他にも、懇親会、サークルなどのイベント性のある飲み会に行くと、必ず一人は喫煙者がいたりする。喫煙者のいない集まりという方が少ない。例えば禁煙友の会、嫌煙友の会、モルモン教の集まり、厳しいPTAの集まり、味雷至上主義の美食倶楽部、と言った所であろうか。それゆえ飲み会と称するものに参加すると、皆と別れ一人になった瞬間に、あ、自分がヤニ臭くなってる、と気づき、さらに入浴前の脱衣した衣服や、自分の髪、事によっては体までヤニ臭ふんぷんたる状態に仕上がっている。もちろん自分は非喫煙者であるに関わらず、だ。こんなに臭くて体は大丈夫なのだろうか、皮膚は傷まないのだろうか、本当に臭いは落ちるのだろうか。とてつもなく心配な状態であろう。さらに、喉が痛い事に気づく。ああ、喉に真っ黒のタールがこびり付いているかも知れない・・・。

・元来、日本の煙草と言うものは、キセルなどに詰め一服するものであり、一度にたくさんの煙草の葉は入れられないので、こんなに煙がばんばん出るものでは無かったのであった。しかしながら、西洋から紙巻煙草、現在の一般的に煙草と呼ばれるものが入ってきた後、あれよあれよという間に市場を席巻してしまったのでした。確かにキセルは手入れが大変だけれど、紙巻煙草は半分以上燃えてしまうし、後はそのまま捨ててしまえばいいのだから押して知るべし、である。これのおかげで日本人がお手軽に煙草が吸える様になったのだ。責任者を出せ。

・煙草を吸うのは個人の権利であり、その為に税金やら代金やらを払っているのは知っているが、とにかく歩き煙草だけは止めていただきたい。もちろんそれは、かすみが喘息持ちである事により、毎朝前方の喫煙者を抜き去りつつ歩いていたら、頑張りすぎて発作が起きてしまったという事実からもそういいたいのであるが、それより何より我が友人、大嫌煙者のゆりちゃんの愚痴を聞くのが嫌だからだ。立ち上がれ、嫌煙者よ、そして一人一人喫煙者を潰すのだ。そして喫煙者でない相手には愚痴らないで下さい。お願いします。

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