かすみ荘 - 雑文:父の日によせて
[もどりゅ]

067. 【父の日によせて】 (2001.05.25)



・日本で母の日は国民的な行事となっている。生花業界もここぞとばかりにカーネーションの価格を高騰させ、母親思いの子供からお小遣いをむしりとったり、そんな金額じゃ売れないね、ふふん、ってな商売をしたりしている。あ、もちろん親切なお店の方が多いのん。でもさ、昨日まで100円とか150円のカーネーションが300円とか400円とかで売られているのは事実なのよ。いやん。更に、生花業界だけに儲けさせてたまるもんですか、とでも言いたい様な同音異句の製菓業界は母の日ケーキを売るし、デパートはスワトウのハンカチやらブランド物のエプロンを売るし、母の日メニューなる謎のキャンペーンをレストランが展開したりと、ビバ、母の日、というべき光景が繰り広げられている。

・それに比べて父の日はちょっと寂しい。母の日はカーネーションだが父の日はバラらしいのだけれどバラがそんなに飛ぶように売れたりしているのを見た事が無い。っつーか本当にバラだったかな。デパートも母の日の特設展示と比べるとかなり狭いスペースしか用意していない。いいところネクタイを贈ろうとか、ハンカチを贈ろうとかそういう感じ。クリスマスとサンジョルディーの日くらいの違いか?いやそこまではないな。だけどサンジョルディーの日は名前すらも知らない人が多いのです。どうするつもりだ、サンジョルディーの日振興会。

・さてさて、そんなこんなでこれを書いている現在、今年の父の日も差し迫っている。実は我が父は5月生まれなので、父の日と誕生日がわんつーぱんちになってしまっている。こうなると、わざわざ父の日ってーのも、という運びになってしまい、結局なし崩しになってしまうのだ。小学生の頃、正月生まれの弓子ちゃんが「休みが終わったらお誕生日会やるから来てねぇ」と騒いでいたな。そんでもって弓子ちゃんはお誕生日とお年玉をなし崩しに一緒にされている事を誕生会中に激白。お母さんは今度こそプレゼントを買ってあげる約束をしていた。うみゅ、クリスマス、お年玉、誕生日、イベントてんこもりですな。正月にケーキ買って貰えなかったらしいし。記念日と誕生日が重なったり近かったりすると損なのだ。

・とはいえ、我が父はこっそりアイドルなのだ。かすみの友人も「お父さんかっこいいよねぇ」などと誉めてくれる。そーかー?かなり王様なんだけど。ま、とにかくこのwebの父とわたくしなども含めて、素敵なお父さんとおっしゃって下さる方も多いので、やはりここは何かをしてあげれなくてはなるまいまい。しかし、定年、嘱託という流れにのった父に対して、ネクタイというのはおかしい。俺様がネクタイの要らない状況になったあてつけかぁ、などという事は無いだろうが使用頻度が低いものをあげてもこっちがつまらない。前に、趣味の庭弄りに合わせて移植篭手(いしょくごて。生意気な名称だが単なるスコップ)をプレゼントしたのだけど、長年使っているぼろい物を使い続けている。プレゼントは物置で眠っている。

・これが友達であれば、もらって嬉しくない、かさばる、意表を突いたものをおくるのだけれど父上にそんなものを進呈したら「無駄遣いするんじゃない」と叱られる事必至である。こちとら駄目人間ではあるが成人した一個人であるからして、叱られるのは避けたい。この課題を乗り越えるべく、頭を抱えている。

・やはりここはいつまでたっても子供は子供、僕と私のお約束、肩叩き券であろうか。しかしながらこんなもんいらんと言われ、母親に流れると困るな。母上は暇さえあれば肩がこっているのでめんどうくさい。まして有効期限が一生とか、死ぬまでとかだったら延々肩を叩かされてしまう。恐るべし。

・ともかく、母の日にくすんで目立たない日だけれど皆様も気づいたら祝ってやって下され。まして、結婚して子供のいる女性は特に「今日は父の日だからパパの大好きなオカズ作っちゃった。おほほ」などと子供の前でやってあげるのがよろしかろう。そうでないと、家の裏にあるマンションの子供みたいになっちゃうぞ。

母「花子ちゃん、今日はお父さんの誕生日だから、夕ご飯はお父さんの好きなもの買いに行きましょうね」

花子「いいじゃん、適当に食べさせとけば」

・がんばれっ!花子ちゃんちのお父さんっ!!

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