かすみ荘 - 雑文:暑さ寒さもひがんでる
[もどりゅ]

093. 【暑さ寒さもひがんでいる】 (2001.07.13)



○あちきの勤務先はいくつかの棟と呼ばれる建物が建っていて、各々の空調は各棟の各階ごとに管理されている。つまり、階が一緒なら各部屋に何人の人がいようと、高温実験しようと、設定温度が同じ状態にしか出来ないのである。その為、温度を上げたい、もしくは下げたいと思う部署ではわざわざエアコンを購入して別に設置しているのだ。

○さて、あちきは窓際に座っている。一昔前に窓際族というと、ちょいとお荷物な社員の人を西日が射す窓際に座らせるというイメージがあった。その場合、窓と垂直になる様に机を配置する様なので、平行に窓に向かって座っているあちきはちょっと定義からはずれているのではないかと思っている。それにあちきだけではなく、あちきと同じ会社から派遣されている他の2人もあちきと平行に座っているので3人揃って首にしたいのでなければ大丈夫ではないかと思う。

〇梅雨に入ってから西日がきつくなってきた。そう、あちきの机は西側を向いているのだ。モニターやらハードディスクやらプリンタやらがあるので、直接光線にさらされるのは避けられているが、西日はがんがんと窓を炙り、どんどん室内温度を上げていくのである。ここで、これを読まれている方が「やっぱりかすみ達は首になるんじゃないのか。だって西日があたる窓際だし」などとお考えになっているとしたら、そうではない事を申し上げておく。あちき達3人を一度に首にすれば、マニュアル作成するのが大嫌いな人間ばかりなので、我々のみが知っている仕事の手順が闇に葬られてしまうのだ。こんな社員を雇っている会社も不憫であろう。かといってマニュアルを作成するとあちきを即座に首にしようと、組織が動き出す可能性があるので作成しない。って、何だよ組織って。

○西日がきつくなった事により、室内の温度は急上昇。夕方になると室温(あちきの机の上の温度計にて測定)が30度に達するのだ。ここは何処なのだ、室外の日陰か、否。とにかく暑いので不満を漏らした所、西日窓側以外に席を持つ人々も室温が高い事に不満があるらしい。エコロジー、略してエコロという名称の名の元に、エアコンの吹き出し口の温度が27度になる様に設定されているのだそうな。吹き出し口が27度、という事は室温はそれより高くなる。ましてやたくさんのマシンが熱を出しながら稼動しているので、より暑く感じるのである。我々は大人だし、でんこちゃんもエコロを進めているのでこれくらいの事で文句を言ったりはしない。文句は言わないが嘆願をした。エアコンの温度を上げてくれ、と。

○早速、温度センサー付のデジタル温度計を持った施設担当の方がやってきた。「これで日々の温度を計測して下さい。それにより室温が高い場合は設定温度を下げてもらいます」との事。いやいや、何事も訴えてみるものである。ところが、施設担当の男性だけでなく、施設課にも連絡が行っていたのである。施設課は我が居室のあるエリアを吹き出し口24度として設定してくれた。それにより西日のあたるガラス側から上がってくる空気を受けて、エアコン君は冷風を出しまくっても24度にならず、その直下で仕事をしていたあちきらは寒くなってしまったのだ。しかも、居室内に鯖部屋があり、その日鯖が不調で部屋のドアを開け放ち点検をしていた。当然点検中も鯖部屋専用エアコンはフル稼動である。しかも開け放した扉から、どんどん暖かい空気が流れ込んでくるのだ。鯖エアコンは頑張った。鯖エアコンの設定温度は20度なのだ。

〇もちろん、寒いという不満が出ない筈が無い。あちきなんぞは温度を測定しているというからまあちょっとテストケースとして我慢すればいいやんかと、肩からひざ掛けを被ってたかをくくっていたが、この状態では体を壊してしまう!と思われた方はメールにて窮状を訴えていた。ところが、そういう時に限ってメールを見るタイミングが合わず、延々4時間以上、寒さと戦う破目になり?体壊しちゃうわ?派の不満はMAXを保ち続けた。ので、施設の係の方がいらっしゃった時にその不満が爆発。昨日と同じ設定温度に戻されたのであった。

○するってぇと今度は暑さが襲ってくるのである。中庸という言葉など皆無らしい。暑いか寒いかいずれを選択せよ。どっちも嫌です。強いて言えば寒い方です。寒いは着れば何とかなるから。でも、室内にいる限りそうも行かないらしい。電気は大切にね、じゃん。

〇で、ちょっと考えてみた。他の人が寒くならず暑さを避ける方法。西日が特にいけないようなので、西日を反射させれば良いのだ。現在ブラインドで遮っている西日を、さらに効果的に反射させるには、白い紙などを貼れば良いのだ。上から下までぴっちりと隙間無く。で、どうせ貼るのならホイルはどうか。問題はあちきの居室のある棟は敷地の端に建っていて、かつ居室の窓が道路に面しており、ホイルなんぞを貼った日には通行人の目を潰す作戦に出たと誤解される恐れもある。それに大量のホイルを何処で調達すれば良いのか?予算で落ちるのか?などという問題もある。個人的に買う、というのはもちろん却下である。そんなプロジェクトについやすあちき国家予算は無い。

〇人間は自然に任せて生きるのだ。などと我が家の父が申しておったけれども、それはね、地面がアスファルトでなくて、木陰があって、川とか水辺があって、鉄筋建築で生活していない場合ではないのか。そうこうしているうちにきっと冬になって、暖房が利いてない!とかいう状況になるのではないかしらん。

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