かすみ荘 - 雑文:似非無添加生活
[もどりゅ]

102. 【似非無添加生活】 (2001.07.30)



○アトピービジネスに要注意という張り紙が通っている皮膚科の待合室に掲示されている。この張り紙は少しずつ増えて行っているので、そのうち病院の壁はアトピーの張り紙だらけになってしまうであろう。貼れなくなったら上へ上へと貼り足せば、立派な電波待合室になると思う。いや、貼らないでしょう、そこまでは。

○ここの先生は名医という噂であるが、かなり口が悪い。あちきが薬が無くなるぎりぎりまで行かないでいたら、「こういう言う事を聞かない人が一番困るんだよねー」と言われてしまった。無くなる前に来い、特にステロイドを使っている時は、と念を押されたのだ。あいあい、了解。

〇このステロイド剤、副作用が強いらしい。とはいってもどんな副作用が出るかは知らないので、ああ、良く効く薬だなぁと思っている。例えば結婚式に出る時などに、急いで症状を抑えたい時など、ちょいちょいと塗れば翌日にも症状が沈静化したりしている。この様に実に素晴らしい劇的効果をもたらすのだが、あちこちで叩かれている。いやん、叩かないでぇ。強い薬=副作用も尋常じゃ無い=いけないという式が成り立つらしい。らしいと言うのは、そんな事考えないから。効果が一番大切だと思うし。

○でだ、あちきがステロイドを使っているよというと、烈火の如く止めた方が良いなどと言われる事がある。実際問題放って置いていただけるのが一番なのだ。こちとら顔に症状があらわれるのである。出ちゃったら最後、ステロイド剤で手早く沈静化しないと、マスク無しでは表を歩けないほど酷いのだ。あちきはひな人形顔なので、顔が命なのだ。そーれーなーのーにー、女性の顔の美醜がかかっているにも関わらず、小生意気な訳知り顔で「かすみちゃん、ステロイドは体に良くないんだよ。まして顔につけたりしていたら痣みたいになっちゃうよ」

○うっさいんじゃぼけ。と心の中で叫びつつ、相手によってはうっさいとはっきり明言し、ぺてぺてとわざとらしくさらに薬を塗りたくるあちき。意見してくる人に限って、アトピー持ちではなかったりする。アレルギーと言うのは千差万別なので、雑誌やら専門書やらであれこれ知識を仕入れるより、腕の良い先生を探して定期的に通った方が良いのだ。あ、いえ、サボって注意されましたけどね。

○んで、自分でも体によさそうな事を始めたのです。自己流なので本当に良いかどうかは不明。とりあえず似非ナチュラルと言う事で。似非、と言うのはあんまりきつい事はしないという手抜きがあるから。出来る事からこつこつと。と言う訳で、生協に行って来ました。生活協同組合。学生さんの行かれる生協ではありません。町内の生協です。無添加石鹸と石鹸シャンプー、石鹸用リンスを購入。今まで使用していたデイジーさん化粧品をすっぱり停止、お酒を主成分の手作り化粧水を使う事にした。が、あちきは下戸なので匂いで参ってしまい3日で止めた。現在は化粧水すら使っていない。

〇結果、あちきの元々さらさらストレートヘアは依然変わらずさらさらである。石鹸シャンプーに切り替えると、今までシャンプーに混入されていた保湿成分が働かなくなる為にぱさぱさになったりするらしいのだが、別段ぱさぱさになっていない。体が痒いのは変わらない。あ、痒いと言っても不潔ではないのよ、赤くなるの。ちょっと日に長く当たったり、洗剤使ったりするとね、痒い。あちきも妙齢の婦人だから不潔とか誤解されるのはちょっといやん。問題は顔かなと思っていたのだけれど、こちらも変わらず。何だよ、月に2万くらい使ってた化粧品は無駄だったのか?ちょっとがっくり。

〇朝、山ほどある化粧品を如何にして消費しようか、在庫は袋に入れて誕生日プレゼントに出来るけれど、使いかけはどうやって何とかしようか、いくら何でも高価なものをほかすのはいやじゃあ、などと考えながら、お気に入りのリーゼさらさらフォームで寝癖を直していたら、妹のFちゃんが

「かすみちゃん、せっかく無添加シャンプー使っているのにそれ付けたら意味が無いんじゃないの」

○と、ほざいた。さらさらフォームの裏には?香料・パラペン?などと書いてある。確かに。うう、でも何か着けないと寝癖が直らぬ。いくら何でもぼさぼさ頭で出勤するのは嫌じゃあ。仕方が無い、諦めてつけちゃえ、つけちゃえ。ぺてぺて。

○あちきの無添加生活はまだまだ入口でずっこけたままである。

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