かすみ荘 - 雑文:駄目人間、初のオフ会。
[もどりゅ]

111. 【オフ会は忘却の彼方に】 (2001.08.22)



○夏です。夏コミです。コミケ、それは禁断の果実。一度足を踏み入れたら、抜けるのは到底無理と言われている、オタクのワンダーランド。あちきなどはもう10年以上前から参加しつつ、いつ果てるとも無い無間地獄に陥っているのです、です、です。

○さて、最終日。墨野んちの事情の墨野君、巫女さんヴァージョンのコスプレをすべく、また、作者であるオオノサトシさんにオプションのポチRを渡すべく、霧雨、小雨、ちょっと強めの雨の中、有明国際展示場の前で並んでいるのだ。その時、あちきはすっぱり忘れていたのです。今日が初めてのオフ会だった事を。こうしている間にも、くたさん、ういろうさん、りんどんさんが東京に向かっていると言う事を。すっぱり忘れて5時起きして、横浜からリムジンバスなんぞに乗っている場合では無いと言う事を。

〇会場は10時、とはいえ何万人もの人出です。何十万やも知れません。怖いので確認したくありません。やっとの思いで入場したのは11時ちょっと前、そう、本来ならば東京駅の銀の鈴にいなくてはならない時間でありました。が、すっぱり忘れていたあちきは、ともかくポチRを渡さねばなりません。ばっちこ着替えて、彼氏を引き連れ、ポチRの手渡しを成功させたあちき。ついでに置いてあるクズまんがを全て購入し、立ち去る。その頃、りんどんさんが道に倒れてあちきの名前を呼んでいたのでした。

○うみゅ、誰かがあちきを呼んでいる。行け、クロ、シロ。ここで式神ミサイルが出ればサイバスターですが、あちきはマサキ・アンドウではなく、無色透明魔術師なので、ただの天竜鬼神八部集が貴方の心に忍び込むくらいです。しゃらんら。そういえば、原作の漫画ではメグちゃんはテクニクテクニカと魔法をかけていました。最近出た愛蔵版で確認したから本当です。TVのメグちゃんは魔法の呪文はなかったもんな。効果音だけ、しゃらんら。きっとりんどんさんもあちきのただならぬ電波を感じたに違いありません。ついにヒトデナシなあちきを見捨てて月島に移動されたのでした。

○あちきがうさぎとひつぢぬいぐるみを(彼氏に)買って貰っている頃、皆様は月島でもんじゃタイム。くたさんの行きつけのお店はお休み。これがあちきの呪いである事は秘密だ。その代わりあちきのお気に入りの店、近どう、上州屋は営業していたかも知れない。重ね重ね残念な話である。心はそばにあったはずなのに。何故何故あちきの電波は届かなかったのか〜し〜ら〜。月島観音様があちきの電波を有害指定したのかも知れない。どうでもいいけれど、もんじゃ焼きは西の皆様には受けが悪いらしい。あちきのばあちゃんは江戸っ子だったので、あちきもすんなりと食べられるのだが、西の皆様からするとしっかりと固まっていない見てくれなどがいけないらしい。目の前の現実を甘受しなくてはいけませんぜ、それがお・と・な。確かに西の勇、たこ焼きは雀三郎師匠も歌の中で誉めているし、あちきも好きなのだけれど、もんじゃも良いものである。数人でいくつか頼んで、2個づつくらい焼きながら、話しつつ、おこしではがしつつ食べる。かりかりのおこげなんかも乙なものだ。これが江戸前の?粋?のひとつではござんせんか。

○翌日、皆様が牛久大仏の上で世界征服を誓っている時、あちきは惰眠をむさぼっておりました。多分。くろさんやくたさんが世界征服するのならいいけれど、ぽいうさんや砕天さんが征服するのはやだなぁ。死ぬとはにわが埋葬される上に、セクハラを受けるかも知れないぽいうさんの帝国(くたさんがいぢめられていたし)。精神的、肉体的、ともに地雷が埋まっているかも知れない砕天さんの帝国(冗談です)。あちきは小学生の頃、世界征服は出来なくても良いから、銀河系征服をしたいなぁ、と思っていました。ところが、あちきの友人も銀河系を征服したいと言うので、あちきは銀河系は譲って、馬頭星雲とかみの毛座星雲を征服しました。この先、あちきの残りの一生の間には、どちらにもあちきが到達する事は出来ないでしょう。ので、君臨すれど、統治せず、という事で手を打つ事にしました。

○さて、あちきは昼近くに起床。ふらふらと家族に挨拶。父が、昼は近くのラーメン屋に行くと言うので着いていく事に。この時点で、あちきはオフ会は12日の明日からで、今日は11日だと思っていたのでした。そう、時間軸がずれている上に、11日からの約束を12日と勘違いしており、根本的に間違っているのです。しかし、まだまだ気がついていません。で、昼食をへだらに残して、

「今日、11日だよね」

「何言っているんだ?13日だぞ」

〇何と言う事でしょう。あちきのその時の内心の驚き様はそれはそれは凄いものでした。凄絶です。今日までなのです。しかも、こうしているうちにも最低な印象を与え続けているのではないかと思いました。やばいです。人として間違っています。しかしながらあちきは女優でした。オードリーもまっつおな演技力だったと自負しております。このままダッシュで家に戻れば少しでも早く着けるのです。が、正面には父がいます。あちきの父は、約束を守れない人間は人間じゃない。とつねづね言っております。ここであちきが約束を反故にしている事がばれたら、ああ、考えるだけでも恐ろしい。恐らく、すぐに行けと言った後、後で正座説教1時間は硬いでしょう。西の皆様があちきを簀巻きにして道頓堀に叩き込んだとしても、ケンタッキーおじさんが助けてくれるかもしれません。しかしながら、あちきの父に説教を食らった場合、のちのちのあちきの命運が尽きてしまうやも知れません。物置に閉じ込められたくはありません。父が怖いのです、ええ、それはもう。ので、平静を装い、家族とともに家に帰ると急いでくたさんの電話番号を確認して電話しました。怒っているかも知れません。もう来なくて良いと言われるかも知れません。しかしながら、くろさんもくたさんも優しく上野で待ち合わせと言って下さったのでした。この時、電話の後ろから、男性陣の色々な声(何だそれは?とか)が聞こえたのは空耳だと思っています。

〇とにもかくにも演技を続け、まるでひょいと用が出来たかの様に家を脱出する事が出来ました。東横線から日比谷線に乗り換え、約束の地、上野はジャイアントパンダの前に急ぎます。気持ちだけ。いくら急いでも電車のスピードは決まっています。もしもあちきが電車ジャックをし、速度をあげさせたとしても、前の電車にぶつかるだけです。大人しく座って上野に到着。ジャイアントパンダは国立博物館側、確か公園口の方にあった筈と手近な出口から出た所、公園口は反対側。へろへろと坂を登り、宮崎映画に並んでいる人を横目で見つつ、坂の頂上へ。公園口に到着するも、

パンダが無い。無い、無い、無い、い、い、ぃ、ぃ、←エコー

○こういう時は、聞くは一時の恥の実行です。キオスクのおばさまに聞こうとすると、そこにいたのはお姉さんでした。お姉さんに指示されたパンダは上がってきた坂を少し戻り、連絡通路の真ん中にあるそうなので、えっちらおっちら歩いてやっとパンダ発見。しかも、あちきが最初に出た出口からちょいと歩けば着く所でござんした。そのパンダの前で、記念撮影する親子を山の様に見、時には「シャッター押して下さい」と言われ、ええい、この思い出の写真が心霊写真になります様に、と願いをこめつつシャッターを切るあちき。そうこうしていると皆様到着。やっと合流出来ました。

○出来ましたが、なんと大阪勢は5時の新幹線に乗らなくてはいけないらしい。合流したのが3時45分。残された時間は僅か。そのまま東京駅に直行。時間が無いので電車の中でお名前を聞く。あちきにとって初めてのオフ会は滑り出しも何も無く、目が覚めたら昼で、しかも転校一日目の学校の校庭の中央に寝かされていた様な。うみゅう、分かりづらいぞ、あちきぃ。ういろうさん、くたさん、くろさん、砕天さん、下条さん、ぽいうさん、みやちょさん、りんどんさん(あいうえお順)、に出会えて良かったというより、帰る前には間に合ったといったレベル。しかも前日のみの参加であったあびさんとかずさんには当然会えず。泣け、泣いとけ、あちき。

○東京駅で喫茶店でちょっとだけお話。わかったのは牛久大仏はすげぇ、と言う事だけ。東京バナナを買いに走るくろさんに、こじゃれな東京名物、銀座ウエストのチーズバトンを渡してさようなら。昨日から参加していたら、意地でも新幹線に乗るのを妨害したのだけれど、後から来て妨害するのはまずいよねぇ、と内心思ったのでした。

○その後、関東勢で有楽町まで歩いて飲み屋さんへ。あちきはあちこちに書いているけれど下戸なので、飲まないとまずいかなぁ、と思ったのだけれど、特に強要もされずに結局アルコールは飲まずに終了。大人だ、皆さん大人だ。素晴らしい。色々とお話をして、気がつくと遅くなっていたのです。

○今までネットで繋がっていた人と現実に出会うというのは、怖い事だとも思っていたけれど、実際にあった皆様はとても優しかったし、ゆっくりとお話が聞けて楽しかった。人付き合いって難しいなぁ、とこれからもきっとずっと思い続けるけれど、でも、やっぱり人というものは善である、と思い続けて行きたいなぁ、とか思ったり。確かにいままであちきの事を騙した人もいるし、騙そうとした人もいるし、傷つけられた事もあるし、傷つけた事もあるだろうけれど、それでも根本的に人は善だと思う。そんなあちきを笑う人もいるけれど、それでも誰しも自分が好きだと感じる相手には優しいと思う。ちょっと考えが甘いけれども。

帰りの電車であちきはいきなり一人になっちゃいました。乗る前にぽいうさんが牛久大仏見に行こうとホームの向こうから言って下さったので、危なく着いて行く所でした。見たいなぁ、大仏。

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