かすみ荘 - 雑文:未だに謎
[もどりゅ]

116. 【本物に遭遇】 (2001.09.04)



○あちきがいつもの如く、仕事帰りに最寄り駅を粋に歩行しておりました。あちきの最寄り駅には、神奈川最大のオクスリ販売地域という噂もあるのですが、まあ、あちきはその取引現場を見た訳では無いので、本当かどうかはわからない。あ、でもあちきの家が一時?ケシの花畑で捕まって?状態だったっけ。

○いつもの様に、いつもの如く、あちきの前をあちきの妄想した偽あちきの幻覚が階段を転げ落ちてしまい、残機が一つ減ったので、慎重に階段を下りていると、どこからともなく男女の混声合唱が聞こえて来たのです。しかも、その声は何種類も聞こえてくるので大人数であろうと予想されるわりには、なぜかか細く、歌舞伎の幽霊がでるシーンの様に流れておりました。

○改札口を出て、いつもの本屋に向かうにつれ、だんだん声が大きくなり正面にポスターを数枚貼ったベニア板が立ててあり、その横にいる男女が歌っているのです。各人出している声量は、今にも倒れそうな深海に揺れるタツノオトシゴの如くか細い。そして立てられているベニア板のポスターの文字は、

?モルモンの本?

○モルモン教の方々だったのである。あちきは常々モルモン教とはキリスト教とは違うのであろうかという疑問を持っており、また、海外の小説などに?モルモン教徒ならいざ知らず・あいつはモルモン教なのか?などという記述があって、モルモン教というものに未知なる謎を持ち続けていたのでありまする。そのモルモン教徒の方々が、今まさに眼前に現れたのです。

○しっかし、あちきも小心者だねぇ、と痛感しました。実は遠巻きに眺めているだけで、そのままそっと本屋に行ってしまったのです。折角、今までの謎、モルモン教とは何かがぎっしり詰まったモルモンの本が売られているのに回避してしまったのです。実際にモルモンの本はベニヤ板の前に置いてある箱の上に積んであったのです。つまりモルモンの本は売り物、乃至お試し本だったはずなのです。にもかかわらず、あちきは通過してしまったのです。だって歌っているのだもの、ずっと。しかもか細い声で賛美歌を。

○という訳でもうちょっと自分を強く持たないといけないなぁ、という思いを抱いて帰宅しました。

〇後で調べたのですが、モルモン教はモルモンの書の教えを尊ぶキリスト教の宗派で、プロテスタントに入るらしい。禁酒禁煙など、体を汚染する(と教義されている)事を決して行わない。と言う事は、小説の中でのモルモン教は清廉潔白、清貧という意味で使われているようです。んでも清貧生活していると貯金が貯まるような気がします。あちきなんかは濁貧なので、お金は無いわ、物欲は人並み以上だわで大変です。アルコール、喫煙などが体を汚染すると言いますが、ワインはどうなのでしょうか。ワインはキリストの血と言われておりますが・・・(調べたけれど不明)。次回、もしもあの皆さんがあちきの住む町へいらっしゃったら、その時は聞いてみたいものです。でも吸血行為にあたるとか言われたらどうしよう。しくしく。

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