かすみ荘 - 雑文:買ったものをどうしようと俺の勝手だという乱暴な言葉もあり。
[もどりゅ]

137. 【神田は良くて、チェーンはいけないのか】 (2001.12.13)



○不況の荒波に揉まれまくっているあちきの会社も年末特別手当を出して来た。とはいえ、今年の初めに提示した金額まで出せず、しかも?期末の業績が良い場合に出すと就業規則にある?なぞと開き直り、それでも出すのだから、ありがたく受け取れ、とも取れる通達の文面にプチキレてみたりしているあちきである。

○ともあれ、あちきは経営者ではないので、会社がどんなすっぽこな失敗をしているのか、それともリストラ、ただただ人員削減を行うやつではなくて、ちゃんと会社のこりからを考えてのてこ入れをした為に赤字になっているのかの区別はつかない。まあ、うちが潰れてもあちきはぐるうぷのおっきいとこに拾ってもらえるので問題無し。とか書いていて、拾ってもらえなかったらどうしようかな、山下公園でいんちきなイラストと詩でも売るかな。電波詩人。くすくす。

○そんでもって、貰ったお金をちょっと多く引き出して歩いたのがいけなかった。自由が丘の古本屋さんからカタログが来ていたので、そのお金を持って覗いちゃったのです、店を。したらば、前に欲しかったハードカバーのでっかいクトゥルー神話の全5巻本がずらりと並んでいます。一冊2300円だかが1500円。しかもおっちゃんが梱包して送ってくれるというので、お持ち帰りの手間も無くってらっくらく。此処で買わないと損ではありませぬか、などとついつい購入。ついでにシャーロックホームズのお料理レシピなる本も購入。さらにクリスティー絶版本も購入。駄目押しに絶版文庫も2冊。駄目人間である。もしも、発送をやっていないといわれたら、泣く泣く一冊だけ買って帰ったに違いない。ただし、翌日からしばらく通って持って帰ったかも知れないけれど。

○最近読んだマンガ雑誌の中にこの様な広告を見かけた。?古本を買うのは止めましょう。古本を買うという行為は、新しい本の流通を妨げます?との事。古本屋のチェーン店が規模をどんどん拡大して来たせいで、新しいマンガやら本やらを買う人が減っているらしい。しかも、不況の世の中では読書に費やすお金は減らされる傾向にあるという。あちきの様に活字中毒のマンガ好きならばいざ知らず、普通の人は「ハードカバーは高いから文庫になるまで待とう」「新書版より文庫の方がお得だ」「文庫本も最近高くなったから古本屋で買おう」「マンガは買うんなら古本屋、読むんならマンガ喫茶」などと考える方が多いらしい。

○あちきにとって古本屋というものは、絶版になった本や、ちょっと高くて手が出ないけどお下がりとして安くなった本を物色する場所である。絶版になったもので人気のある物は値段が上がり、さして人気の無いものは値段が下がる。ので、今回買ったハードカバーは絶版で版数が少ないけれども、欲しがるのは一部の物好きだけという理由で定価より安い。でも半額にするほどでは無いと判断された訳だ。

○ついこの間も、定価350円ほどのマンガを千円も出して2冊買った。2冊で千円では無い。1冊千円である。倍以上の金額だ。絶版の人気漫画家、しかもマニアには有名なリップウ書房という出版社という条件でこの値段。あちきも買う時に結構悩んだ。ちなみに買った理由が、中学生の頃だかに全3巻中、2巻までしか読んでおらず落ちを知らなかったからだ。読んだ後の感想として、流石昭和B級(Cかも)ホラー、落ちてない。という爽やかなものであった。が、購入したのが2,3巻なので、いっそ全部揃えてしまへと思っており、現在1巻を探している。千円までなら出す。それ以上は勝ち負けで言うと負けの様な気がする。

○恐らく、出版社からすれば古本屋というものは本来出版社や作家に入る利益を侵害する相手、という事なのだろうが、それでいて昔ながらの古本屋に寛容な様子。古本屋チェーン、本を売るなら本切とやらに敵愾心を燃やしているのではないだろうか。うみゅみゅ。

○あちきから言わせて頂くと、いいやん、売っても。と思ってしまうのだけれど駄目なのだろうか。活字中毒のあちきの月の本購入費は万単位である。それに対して読んだ後にとって置ける量は決まっている。だったら時々入れ替えをしなくてはいけない。しかも、本切に売ると1割以下ではあるがお金が貰えるのだ。それを新しい本を買う代金の足しにしている。いけませんか、いけないみたいです。神田の古本屋街に行くと、皆様絶版本や売ってはいるけれど高価な地図や図鑑などを物色していらっしゃる。ここでの流通もバカにならないと思うのですが、本切が物凄い売上をたたき出しているらしく、それを悪く思っている訳だな。多分。

○先日、本を売るなら本切の売りたい本を家までとりに行きますの資料を取り寄せたのだけれど、その後梱包作業が遅々として進まない。心の底では収納に困らなければ取っておきたいのであろう。取りに来てくれるのは鳥をロゴマークにした宅配便の人なので、鳥さんマークの営業所に電話もかけなくてはいけない。これも面倒。ああ、でも新しい本も収納したいしねぇ、困った困った。

○そんなこんなでこれから出版社がどう出るかをはらはらしながら見守っている。もしも、本の転売禁止、などという事になったら、最終的に捨てるなどという選択も強いられる訳で、そうなったら新しい本を買うのを抑制しないといけない。だって、捨てるの嫌だし。只で引き取ってもらうのは抵抗が無いけれど、捨てるのは曲がりなりにも本好きとしては抵抗だらけなのだ。

○思うに、本も多すぎる。今は過去、バブル時代と呼ばれた頃、出版社はいけいけどんどんと鐘や太鼓を鳴らして、ちょっとでも文章が書けるというレベルの人でも本を出していたんだそうな。それで書店にば〜っとたくさんの本が並んでいても、本好きはお金に余裕があるから中も見ないでちょっといいかなと思う程度で気軽に買ってくれたとかとか。で、お金に余裕がなくなっている今も、出版される本の数はほとんど減っていない。本をたくさん出せばそれだけお金がかかる。書店の面積だって決まっている。結局熾烈な競争になるのは当たり前だし、余裕が無いけどたくさん読みたいのなら古本屋に行く。それも、普通の人だったら、小さな個人の古本屋より、普通の大きな書店と変わらない大手チェーンの古本屋に行くに決まっている。

○あちきも小口で本を売りに行って、査定がされるまでぷらぷら大きな古本屋の店内をうろつくけれど、本がお古である事以外普通の大きな書店とあまり変わらない。マンガの割合がかなり多いけれど。あ、あと、専門書が少ない。買い取りもあまり無いのでしょうね。本は著者名や出版社で分かれているし、店内も明るい。これならお客さんも入りますね、うみゅうみゅ。あちきは買わないけれど。だって、無いのですもん、ちょっと変わった本は。文庫も新しいぴかぴかのが読みたいし。新しい本をばんばん売りたいのなら、出版社も色々作戦を立てるなり、ベストセラーを目指すなりすべきだと思ってしまう。本を転売するな、著作権を守れ、って騒ぐだけではなくて、ね。

○おまけに、あちきの買った抱腹絶倒B級ホラーマンガのあらすじなど。

主人公が引っ越した家はなんとからくりがあって、隠し部屋に悪魔が住んでいた。悪魔は主人公も家族全員を手下にしてしまう(主人公も!)。その後、その家に引っ越した主人公の友人(ここからは彼女が主人公)の家族も狙われる。先ず新主人公の友達が手下にされ、新主人公もピンチ。そこに超能力少女が現れて、悪魔を倒す。元主人公達も洗脳が解ける。が、倒されたはずの悪魔の死体は何処へとともなく消えたのであった。

・・・、全然面白くなさそうである。

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