かすみ荘 - 雑文:戦隊もの ふたたび
[もどりゅ]

148. 【大仏戦隊ゆう・もあV】 (2002.02.14)



○ごごごごごごごごご・・・。

○筑波山から降りてくる、筑波おろしが肌を刺す。ここは茨城、茨城のさいごの城は?ぎ?ではなく?き?である。ここは茨城、首都圏の端っこを担う県だ。

「もはははははは。俺はウナギ怪獣あんぎーゆだ、うなー。地球をタレだらけにしてやるうなー」
「きゃあ、ウナギ怪獣だぁ!」
「見て、牛久沼がみるみるウナギのタレで汚染されていくわ!」
「どうしたらいいんだ?!」
「ああっ、霞ヶ浦にもタレが入り始めたわ」
「これじゃあバスフィッシングも出来ないよ」

○ぴかーん!
 一条の光が虚空よりあんぎーゆの前に突き刺さった。
「な、何者、うな?」
 しゅたんっ!
「あそこよ!神谷城の上」
 そこにはパワードスーツを身にまとった5人の戦士が。
「大仏戦隊!ゆう・もあ、V!」
「ふん、誰にも邪魔はさせないうなー!」
 どででででで・・・。あんぎーゆがダッシュをかけながら、大きなウナギの目打ちを振り回した。
「皆、ここでの戦闘は危ない。あんぎーゆをきららの里に誘い込むんだ!」
『おう!』
 きららの里。茨城の牧場跡地を利用して造られた大レジャーランドだ。
「串打ち攻撃っ!」
 かかかかかかっ!
 細い竹串がゆう・もあVを襲い、茨城の大地に突き刺さる。
「納豆ボム!」
 びしゃっ!ねばねばの糸があんぎーゆを襲うが、紙一重で避ける。が、地面に広がったぬめりがあんぎーゆの足をとり、転倒させる。
「今だ!」
 ゆう・もあVは腰のホルスターからガマブラスターを引き抜き、合体させる。
『筑波学園都市シュート!』
 ぼがががががが・・・。

○ここは茨城さかいの史跡地下。茨城から世界制服を狙うシャトーカミヤ伯爵の秘密基地。彼が伯爵だからといって、男爵や公爵、子爵などがいるかどうかはわからない。何故なら悪の組織というものは、常に秘密組織だから。
「むう、目障りなゆう・もあVめ」
「巨大化光線の準備が出来ました」
「よし、巨大化光線、照射!」
「はっ!」
 がしょこん。
「さらに、間抜け時空発生」
「はっ!」
 みょみょみょみょみょん〜。
 説明しよう!間抜け時空とは、人間の脳細胞に働く電波がすべからく人を間抜けにしてしまうパラレルワールドである。この時空に取り込まれると、人は間抜けになってしまい、3歩歩けば全てを忘れてしまうくらいなのだ。
 しかし、御仏の加護を獲ているゆう・もあVにはその様な電波は通用しない。凄いぞ、ゆう・もあV。

「発進、大仏ロボ!」
 がこここここ・・・。
 エキスポセンター内の茨城県立地球防衛軍の本部から、大仏ロボ発進の指令が出される。それに応じて観光客も登っている牛久大仏がゆっくりと左右に分かれた。もちろん、展望台にいた観光客のうち何人かは地上に落下したが、途中、大仏の手が受け止める。凄いぞ、牛久大仏。
『搭乗、大仏ロボ』
 しゃこーん!
「ふん、生意気なゆう・もあVうな〜。大仏ごとタレまみれにしてやるうな!」
 巨大化したあんぎーゆと大仏ロボが真っ向からぶつかる。が、あんぎーゆの表面はつるつるしてつかみ所が無いのだ。危うし!大仏ロボ!
「そうだわ、ウナギのぬめりは塩水で取れるわよ!」
「了解!」
 大仏ロボがあんぎーゆを海水浴場に叩き込む。
「うな〜!」

○大仏ロボの両手が印を結び、その手のひらを左右に開くと、一振りの太刀が現れた。
 「必殺剣!竜神大吊橋斬り!」
 「うななななななぁぁぁぁ!」

○こうして茨城の平和は守られた。しかし、シャトーカミヤ公爵の野望が潰えた訳では無い。戦え、ゆう・もあV。負けるな、ゆう・もあV。頑張れ、ゆう・もあV。

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☆茨城って何があるのだろう、と言う所から書き始めた雑文です。ぽいぽい様、茨城は観光名所がいっぱいです。自慢出来ます。ええ、きっと。

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