かすみ荘 - 雑文:熊さん、八っつぁん、バカで与太郎、人の善いのは仁平衛さん。
[もどりゅ]

153. 【こりはちょっと無理が無いか?】 (2002.02.21)



○活字中毒なのである。活字を飲まないと、手が震えるのだ。嘘、活字は飲めません。そう、活字を鼻の粘膜に付着させないと…。ええと、とにかく手持ち無沙汰の時には本を読まないと駄目なのだ。勿論、本でなくても構わない。雑誌だっていい。さらに、活字とは関係無いが携帯ゲーム機でも良い。ただ、ゲームは両手が空いていないと使えないという問題がある。文庫本なら何処でもOKだ。あちきは浴室で洗髪しながら文庫本濡らさずにを読むという技も身に付けている。しかしながらあまり行儀の良い事ではないし、結局本を支えている左手が入浴出来なくなってしまうので、封印という事にしてみた。

○そんなあちきの好きなジャンルは推理物なのだけれど、中毒なのでエッセイ、SF、ホラー、コメディ、史実、歴史、などなど毎日1冊の読書という目標で読んでいる。その中で、海外の小説でいささか困る事があるのだ。

○日本の小説の場合、愛称というのが使われる確率は低い。が、アメリカの小説なのでは平気で愛称で会話しているのだ。海外物の推理小説などは、冒頭に人物紹介が載っていて、そこに愛称が書いてあるので、始めのうちは行ったり来たりしなくてはならないのだ。。コンスタンスがコンなのは問題無い。カミラかカムなのは許せる。が、クリストファがキットだったり、カレンがケイだったり、キャスリンがキャットだったりするのはちょっといただけない。しかも、
 「話して頂戴、キット」
 カレンはキットを見た。
 「ケイ、それでどうするつもりなんだ?」
 クリストファとカミラは顔を見合わせた。
などと、混ぜてくる。カレンは台詞ではケイと言われ、状況説明の方ではカレンと書かれているが、クリストファは違うのだ。英語に慣れている人には綴りの関係ですぐ分かる事も、こちとらさっぱりなのである。

○ミスマープルが華麗な推理を推し進めている傍ら、あちきは前後移動に大忙しである。フィルって誰やん?フィリップか?いや、エルフィーだよ。そんなのわからないって。うがぁ。もしもあちきが2ちゃんな気分であれば、「ふざけんなゴルァ、日本人に分かるようにきちーりと書かんかい、きちーりと」などと騒いだ挙句、訳者に対して毒電波を流すところである。

○そういう理由で海外小説の同じ系統のものを続けて読むと参ってしまう。かといってシリーズ物などは終わりが気になって毎日続けて読まずにはいられないのだ。

○日本人の場合、名前にちゃん、君、などの愛称がつけられる事が多い。元の名前はほとんど変わらないのだ。あちきならkasumiちゃんである。本名も同じ様に呼ばれているし、あちきの事をマリアとかヴィーナスとかラケシスなどと呼ぶ人は決していない。前者は極端であるが、kasumiという名前を短縮し、カミなどと呼ばれてしまったら、神様の様でもあれば、零零黒黒の様でもあれば、ご不浄の名脇役の様でもある。いや、呼ばないけど。誰も。

○日本の愛称でちょっと分かりづらい所の例では?○ぐちさん?が?ぐっさん?と呼ばれる事であろうか。山口さんだろうが、谷口さんだろうが、木口さんだろうが、浜口さんだろうが、(以下略)ぐっさんなのだ。職場に○ぐちさんが一人しかいないとか、元々二人いてぐっさん不使用ならば問題は無いが、二つの部署を統合したら、ぐっさんが二人になってしまい、元々の部署の人はついついぐっさんと呼びかけ、それに慣れているぐっさん二人が同時に振り返るという事もあるのだ。ましてや、そこに海外の方がいらっしゃった場合、かなり混乱するかも知れない。

○どちらにしても、ほとんど使われないので問題は無いのだが、日本の作品であれば日本語は困らない程度に理解出来るので、出て来ても分かるのだ。が、使われているのは日本のではない。これはいったいどうした事か。「ハハン、愛称も使わない、東洋のモンキーどもには高級な文化はわからないのさ。モンキーはモンキーらしく、バナナで食ってな」とでも言いたいのだろうか。そうであれば、お前らの名前が長すぎるんじゃ、ボォケ、などと毒づき、報復が危険なので今後そっち方向の海外旅行はしない事にする。あ、でも来るかな、絨毯爆撃しに。

○んで、今丁度読んでいるのがアメリカの作家、E.E.スミスのファーストレンズマンである。バージリアがジルでコンウェー・コスティガンがスペッド。いかなる略をするとコンウェー何とかがスペッドになるのであろうか。いいじゃないか、コンウェーで。まあ、他国の文化でそうなってる訳だから、文句を言っても仕方が無いのだが、理解出来ない愛称が多くて困っている。長い名前の人物を愛称で呼ぶ傾向が強いのだけれど、どうしてこんなに名前の長短の差が激しいのであろうか。これが日本だったら長くても太郎左衛門くらいで済むのではないか。いや、それより今時×衛門の人は少ないのではないか。筆頭はどらエモンとしても、きっと少ない。

○わざわざ戻らなくて良い様に厚紙で栞を作ってみた。これなら読んでいる所に挟んで置けば良いのである。凄いぞ、自分。が、よく考えると、栞を移動させる手間がやたらとかかるではないか。せっかくのアイディア、使えず。

○こうして、新しい作品を読む度に画期的な方法はないかと思ってしまうのだが、いまだ見つからないので、困っている。そして、別の作品を読んで一瞬手が止まった。
 本名:ジェイ・アドホック 愛称:ジュディッカー
長くなってるやんかっ!しかも想像つかない様な変換されているし。

○そう、敵は長い名前の連中だけではなかったのである。

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