かすみ荘 - 雑文:姉として弟に忠告しろと母に言われた。
[もどりゅ]

155. 【素敵な義妹】 (2002.03.04)



○去年に弟が結婚し、19歳の義妹というものが出来た事は過去に書いたけれども、この度ついに出産致しまして、あちきは伯母というものになっってしまったのです。ええ、ええ。妹は叔母になった訳で、字が違うのはまあ仕方が無いけれど。

○そんな義妹も12月には二十歳になっており、まぁ、いわゆる成人、大人であるという事になったのです。ええ、ええ。大人になったからには大人の対応というものが多少求められても仕方がないのです。が。

○3月1日の夜中、もう2日になろうとしている時、あちきは呑気にチャットなどをしておりんした。初めてのチャットです。初チャット、チャットデビゥ、その名もダメチャット。やっぱりダメだよ、あちき。その時、夕方から陣痛で病院入りしたうりちゃん(義妹仮名)の出産が無事済んだ事を知らされたのです。ついにうりちゃんママです。二十歳のママ。それを聞いた母と妹は早速翌日の土曜日、病院に行く事にしました。

○母と妹が病院に着くと、パパである弟とうりちゃんが病室で呑気にお話をしていて、母子共に健康、とまぁ一息ついたのだそうです。そんで、一同ぞろぞろと連れ立って、新生児室へ。一日の間はママ以外、仕切り越しにしか面会は出来ません。激可愛い、と祖母バカ、叔母バカぶりを発揮する母と妹。そのまま4人で病院の談話室に。楽しく出産話を談笑していると、

 「ぽぺぽぺ〜ん、産科に入院されている、沙羅 うり様、至急病室にお戻り下さい」
と、放送が。

○何で呼び出されたんだろうと、一同大移動するも、病室には誰もいない。しばらく待ってから今度はナースステーションへ大移動。すると、
 「あ、沙羅さん、何やってるんですか。今日は○時から実習ビデオを見るってご説明しましたよね」
時間は既に1時間以上経過。
 「あ〜、忘れてたぁ〜」
母、弟、妹は、脱力しながら談話室へ。終わったら行くね、と言葉を残し、うりちゃんは実習室へ。

○さて、アイスを買って食べたり、くだらない話をしているうちに、別れてから1時間経った。
 「ねぇねぇ、ビデオってこんなにかかるかなぁ。うりちゃんううちゃんたちの事忘れちゃってるんじゃないの?」
 「それは無いよ」
 「忘れてるよ。だってさっきだってそうだったもん」
 「お母さんはどう思う?」
 「流石に忘れてはいないと思うけど・・・。じゃあ30分待ってみようね」

○30分後、病室に戻って一同の見たものは、

 今まさに昼飯のひとくちめを箸で口に運ぼうとしている、うりちゃんであった。

○そして、次の瞬間、うりちゃんの口から出た言葉は、
 「あ、忘れてた」

○そう、うりちゃんは見舞いに着ていた自分の旦那と義母、義妹の存在を本当に忘れていたのである。

○なかなかパワフルな娘さんだねぇ、とここまでの話で半ば感心していたのだが、その後うりちゃんは、病室で皆と話しているうち、ミルクをあげる時間をすっかり忘れ、今度は看護婦さんが病室に飛び込んで来たのだそうな。

○我が姪っ子は大丈夫何だろうか。それ以前にうりちゃん事態大丈夫なんだろうか。あまりにも香ばしいこの状況に、義姉としてどうすればいいのか、あちきは悩んでいる。しかも、翌日あちきが見に行った時も
 「今日の午前もミルクをあげ忘れちゃって」
などといっていたりするのだ。ついでに言えば、日曜日は父もお見舞いにはせ参じたのだが、前日母が渡した出産祝い金(金額は知らないが熨斗袋に入れている所は見た。厚い!)のお礼も言わなかったのは、それも忘れているからであろう。

○頑張って生きろ、うりこ(仮名)!

〇雑文のTOPへ〇TOPへ〇

前へ雑文のトップへ次へ