かすみ荘 - 雑文:でもどうしてやつらは中にいたのだらう
[もどりゅ]

160. 【歩く、という事】 (2002.03.23)



○ウォーキングをしているのです。

○健康には有酸素運動が欠かせないらしい。新鮮な酸素をびゅわーんびゅわーんと取り込み、じゃかすかと体を活性化させてしまうらしい。あ、でもこんなに擬音の多い状況はあちきだけかも知れない。びゅわーんびゅわーん。

○そんな訳で出勤退勤の行き帰りの気が向いた時は、約2キロの距離を歩いているのだが、ついこの間までは寒くてほとんどバスに頼りきり、これでは体によろしくないだろうと、せめてもの運動としてバスの車内で踵を上げたり下げたりしてみたり、足に力を入れてみたり、立ったまま微妙に動いている。これが本当に運動になるかと言うと、なるといいな、という希望にすがっているにすぎない。

○歩いている時、たまに考えるのだけれど、どうしてあちきは歩けるのであろうか。テレビでロボコンなどを見ると、二本足で歩行するというのはとても難しいメカニズムなのだそうな。あしも君という最先端ロボットは二足歩行しているのだが、人間の様にさくさく歩く事は出来ないらしい。本当にこんな事で大丈夫なのだろうか。来年にはアストロボーイが完成する筈であると、小姉ちゃんも言っていた。大丈夫なのであろうか、あしも君に試しに原子炉を積んで動力とした場合、安全性は如何なものであろうか。その状態であしも君が走ったりするのであれば、実験は横浜からはるか彼方でやっていただきたい。天馬研究所の安全性も気になるところだし。あ、でもアトムなら大丈夫かな。いやでもあの小型ボディは恐い。しかも火器積んでいるし。

○そんな事を考えて歩いていると、自分の歩みがおかしくなってしまう。ああ、あちき、自分が歩けると言う事自体に疑問を持ってどうするのか。しっかりしろあちき。ほら、あんよはおじょず。何とかいままで通り、格好良いと自己評価している歩き方で歩けるようになりました。ああ、良かった。

○瞬時に判断を下していく事を連続していかないと、歩くと言う事が出来なくなってしまうのでは、と思ってしまいました。しかも、通常はそれを脳の無意識下で行っている訳で、歩くのにわざわざ「よし、歩くなり」などと認識して歩き始める訳ではないから凄い。しかも歩くと言うアクションには、片足を上げつつ、それに伴って起きる重心移動をしつつ、そのまま重心移動を続け、上げた足を下ろし、反対の足を上げる為に準備をし、反対足を上げ、さらには上げていない足の重心を移動しつつ、頃あいを見計らって床を蹴る、という作業などがあるのだ。しかも此処には無い様々なアクションが同時に行われる。前方などの確認、腕の振り、持っている荷物や衣服を考慮した計算、誰かに突然殴られない為の警戒、追って来る組織の人を発見する洞察力、遠方からゴルゴに狙われていないかどうかの考察、道に落ちている金目の物の物色、などなど。いや、どうでもいいのだが追われているのか、あちきよ。さらにどうでもよいのだが、組織って何だ、あちきよ。いやですから、組織は秘密組織なので、どんな組織かはわからないのです。秘密だ。

○そんな事を色々考えていると、ふと、動物って凄い、という結論に達しました。特に馬。足が体からすると異常に細いのに、ぱからんぱからん走っているのです。特に競馬場で凄いスピードで走っているのです。まるで飛んでいるかのよう。足が地面に接地する時に折れたりしないのは奇跡です。時々折れているけど。でも時々しか折れていないのが凄い。自重プラス騎手と馬具の重さがスピードによって何倍にもなるのに、時々しか折れない。フラミンゴも細いけれど、やつが二本足を使い、ハイスピードで走っている所など見た事がないので、多分やつは大丈夫。折れません。牛も走ると速い。体重がすっごく重いらしいので、やっぱり凄い。

○で、時々そんな事を考えるものだから、生き物というのは凄い、という感想を時々抱いているのです。だからどうした、と言われると返す言葉もありませんが。ただ、どうしてその凄い生き物の仲間にやつらがいるのでしょうか。Gです。昆虫です。黒い悪魔です。どうして意味も無く生命力が強いのでしょうか。繁殖力が凄いのでしょうか。大嫌いです、というより恐怖しか感じません。本日、朝から生き物賛歌をしていたらば、カラオケBOXの出したゴミの袋の中に、Gがごっそりうごめいていました。ええ、ごっそりです。どうしたらやつらは滅亡するのでしょうか。あちきは生き物は賛歌しますが昆虫が大嫌いです。あうあう。せっかくの爽やかウォーキング台無し。

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