かすみ荘 - 雑文:流石に同級生でも先輩だから頼めない
[もどりゅ]

171. 【年度目標の恐怖】 (2002.04.12)



○誰かあちきの部下になって下さい。

○あちきの勤務先は某観音カメラのグループ会社で、会社の規則、保険組合、評価基準などは観音カメラと同じになっている。違うのは給料くらいだ、あちきの基本給がぢうな・・・いや、駄目でしょ、書いたら。哀しくなるし。貰っていないですよ、いや、本当に。皆に驚かれる驚きの金額。ま、いんですけどね。この不況下に仕事があると言う事だけでもありがたいと思わねば、ねば。むう。

○そんなこんなで、あちきの前にこんな用紙が置かれている。?2002年度目標管理・評価シート A1 J2・J3用?

○目標を管理してしまうのだ、しかも評価してしまうのだ。良く解らないけれどAは1だったり、Jは2とか3なのだ。何だ、A1って。大きな紙か?職場のプロッタはA0まで描けるのだが、まぁ、それとは関係なかろう。そう思うなら書かなくても良いのではないか、あちきよ。ともかくA1なのだ。シート分類がAなのであろうな、順当なところでいけば。J2・J3というのは職能等級というものでございます。数が多ければ能力が高いというもの。E、J1、J2、J3、J4、となっていて、その上は何かぶちょーとかの権限になるらしい。うみゅ、あちきには解らない会社の高みですな。うみゅ、あんまり人の上に立つのに剥いていないあちきですから、どうでもいいんですけど。

○で、あちきはJ2、なのである。このEでもなければJ1でもない。ただの平社員、入社して以来不況による人減らしと、新入社員をとらないという理由から、我が部署では下から数えてすぐの地位を保持しているあちきに中ランクが設定されているのである。うみゅ、こりはいけない。このJ2という立場の定義は資料によると、?詳細な専門知識や担当分野での経験を必要とする定型・非定型の日常業務に加えて、担当分野の専門家として問題解決を伴う業務を担当する?とされている。さらに?命令、実行、報告を正しく実行??担当業務の課題・問題解決の立案??上司に指示をあおぎ他部門と折衝??後輩の業務指導・サポートを行う?というおまけもあるのだ。

○うーみゅみゅみゅ。詳細な専門知識なぞ持ち合わせていないぞ、あちきは。担当分野の問題解決だ?そんなものは人任せだぞ、おい。あちきのやっているのはルーティン作業だからな。もきもき。他部門と折衝だ?他部門と関わっているが、折衝なぞ必要になった事なぞついぞ無い。後輩の業務指導?サポート?後輩がいませんがどうしろと言うのだ。おい。

○何でこんな地位を獲得してしまったかというと、公平な昇給制度である、社内昇給試験に合格してしまったからである。ある一定の年齢になると、誰でも受けられるこの試験は、公平という大前提を掲げ、毎年平均技術系は250〜300名が受験する。その内の10〜30名が合格するという狭いんだか広いんだか解らない門のあるテストである。その中で女性の合格者は毎年2〜5人程度だそうな。本当に公平なのか?女性に対してちょっと点数がきつくないか?ふ、所詮資本主義の日本の罠なのだ。いや別にどうでもいいのだけれど。わあわあ言うのも面倒だし。そんな試験に受かっちゃったのである。去年。受かった人は次の年度から昇給するという制度なので、今月、4月からあちきは下っ端の中の下っ端、Eランクを脱し、J2に昇給しちゃったのである。一段抜かししちゃったよ。ちなみに試験内容は、公務員一般常識試験をベースにした50問(20%)と、論文(30%)、上司の勤務評価(50%)で構成されている。特に今回、論文の出来が最高に良かったと上司が誉められたらしく、とても嬉しいそうに「私も鼻が高いです」とかゆっていた。どんな事書いたっけな。皆お題を予想して下書きやら作戦やらを練って試験に望むが、あちきは何も考えずに行ってそのまま書いて、とっとと帰ってしまったのでほとんど記憶が無い。大方このサイトのへだらな雑文と大して変わらないに違いない。節穴か、選考委員の目は。合格するつもりは無かったのか、あちきよ。ええ、ありません。

○という訳で、昨年度までは人の言う事をへいへい聞いているだけで評価されるというEランク社員だったあちきは、今年度から上司を後輩の間に入り、後輩を教え導くリーダー社員になったんだそうな。ので、それを加味してこの目標シートを書き込めとのお達し。しかも目標は3つも立てねばならない。もき、こんなの去年まで無かったのに。そんな事を言われるのであらば、試験なぞ受けなかったのに。
 「新規開発作業フローの問題洗い出しと、その作業内容チャート、作業マニュアルの作成で良いですか?」
 「kasumiちゃんのランクだと、マニュアルって弱いんだよね。誰かに指導してどうこう、とか、深く問題を追及するとか」
 「誰も下に居ないのですが・・・」
 「そうなんだよね。もともと、フロー内の技術関係の作業をメインでやってもらっているから」
 「あそうだ。(仮名)原田さんを指導すれば良いでしょ」
 「原田さんは同級生ですが中途入社した私の先輩です」
 「試験受けてない原田さんが悪いんだよ」
 「でも性格上無理です。先輩は先輩ですから」
 「そうだね。kasumiちゃんはそうだよね」
上司と頭を抱えたり。そう、上司もちゃんとした課題を部下に指示し、自分の下の部下の達成率はそのまま上司自身の評価に繋がるのだ。
 「先に作業の不具合を現場レベルで発見出来ないかな?」
 「それ以前に、新しい開発フロー、形になっていません。それを決める人はまだ・・・」
 「そうなんだよねぇ」

○そんな訳で、上司との目標決定面接も決定しないまま終わった。そして「とりあえず書いてみて」と言われた用紙が目の前にある。とりあえずも何も、どう考えても埋まりませんが。誰かを教え導くも何も誰もいません。深く追求も何も、新しい作業の準備も出来ていません。日常業務だけでもかなり自己許容量を超えたりしている今日この頃です。

○今年度は評価最悪になるかも知れない。したらば来年度は賃下げられるなぁ。はふぅ。新手のいぢめか?それともリストラか、こりは。ともかくあちきの部下になってくれる人募集。我が社に何とかもぐりこんで、かつ、あちきの下に配属されて下さい。今なら高枝切りバサミや、真珠のプチネックレスがつきます。・・・。無理だって。

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