かすみ荘 - 雑文:これって人としてどうか
[もどりゅ]

174. 【それは忘却の彼方に】 (2002.04.17)



○女性はまあまあ覚えていられます。

○あちきは人の顔を覚えるのが大の苦手で、それは恐らく、目の前にいる人の顔をちゃんと見ていないからであろう。分かっているなら相手の顔をちゃんと見たまいよ、あちきよ。

○ともかく、今まで生きてきた波乱万丈驚嘆大地疾風怒濤へろへろ人生の中でちょっとしたトラウマを抱えてしまい、人の顔を覚えるのが苦手になってしまったのである。常日頃の仕事柄、人の顔なんぞ覚えなくてもそれなりにつつがなく日々は過ごせるし、職種も営業などでは無いから名前と座席表で個人を特定し、何か渡す時にはにこにこ笑っていれば問題無い。ので、向うは割合と早くあちきの顔を覚えてくれるのだけれど、あちきは全然分かっていない時も多々ある。

○そんな訳で、常日頃あちき側だけが知らない人に声をかけられて、とりあえずにこにこしているあちきであるが、此処に来てやっぱりというか何と言うか、普通なら考えられない様な事が起きた。

○あちきの場合、男性と女性の違いによって覚える速さは違う。女性の方が早い。男の人を覚える為には、最低5,6回は顔を見ないといけない。その時点で「何となく知ってる人」レヴェルになる。例外の人もたまにいるけれど。

○前回の雑文で、オフ会で一目惚れという内容の文章を書いた為、それで相手は誰?という疑惑を持たれてしまったり、メールが届いたり、友人にからかわれたりしたのだけれど、実はやっぱり忘れてしまっていたのである。相手の顔を。その為、翌日からどんな顔してたかしら?という疑問があったというのはまごう事なき事実である。わかっているのは自分の好みであったという事だけであり、すると相手はウールゴンでない事は確かだ。というより、ウールゴンは実在していないではないか、あちきよ。

○そんな顔もちゃんとわかっていない人がお気に入りなのである。だから二回目に他の方を交えてお会いする時点で、あちきは果たしてその人の顔がわかるであろうか、という疑問を抱えていた。ので、待ち合わせの場所に行った時に男の人が複数いらっしゃったのでかなり躊躇したのである。恐らくあれが、あちきの待ち合わせの人物であろうや、とはいえ顔がはっきりわからぬ、うみゅみゅみゅみゅう。人間失格か、あちきよ。

○相手の人がこちらを覚えていて下さったから良かったものの、事によっては迷子になったふりをしてフェードアウトという作戦も考えていたのは秘密だ。ここで書いたら秘密にならないけれど。今度こそちゃーんと顔を覚えるのだ、覚えるのだ、覚えるのだ。

○そして次の日、期待通りというか、何と申しますか、やっぱり忘れていたのですよ。顔を!はぅぅぅぅぅ。

○ぼーんやりとしか覚えていないという衝撃の事実。いえ別にあちきはいつもの事ですから衝撃でも何でもないのだけれど。恐らくこの事が相手に伝わったら、それはもう衝撃であろう。うみゅみゅ。まずひ。せめて思い出せる事は思い出そう。えとえと、・・・、確実なのは細いという事だな、うんうん、そうでないと一目惚れにならないであろう、うみゅ、うみゅ。あ、何となく思い出して来た、目が二つ、いや、そりはそうであろう、平均的には。色は白かったな、多分。多分って辺りがあれだが、まあ良し。

○そんな何となくこうというイメージだけを持って、お家に遊びに行きました。ドアを開けてもらって、そうそう、と安心したのですよ。実は。こりで思い出す時に時に悩まなくても済むというものなのです、ものなのです。

○そして現在、数えたら6日も顔を見た日があるにも関わらず、やっぱり顔が思い出せない時があるのです。後5,6回見られれば確実に覚えるのだけれど、ね。はぅぅぅぅぅぅぅ。

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