かすみ荘 - 雑文:オフサイドって何ですか?
[もどりゅ]

194. 【頑張って欲しいのだ】 (2002.06.17)



○先日の土曜日に皮膚科に行ったのだ。前々から書いているのだけれど、あちきはアトピー体質、つまりは酷い乾燥肌なのである。ので、最近の気温やら湿度やらの変化についていけず、気がつくと唇がぷっぷくぷうに腫れあがっていた。こりではおばきうである。きゅ、きゅ、きゅう〜、お化けぇ〜のきぅ〜。しかも、表面の皮がぽろぽろと剥け始め、其処からリンパ液が染み出すと言うヤバイ状況。痛いし痒いので、前回、薬をもらってしばらく持たせていたのだけれど、どうやら強い方の薬が必要らしい。

○この場合、ステロイドが処方されるのだが、あまり大きな声でステロイドを使っていると言うと、あとぴぃビジネスに染まった輩にやいのやいの言われるので、ちょっと鬱陶しい。確かに、きちんとした医師の指導を受けずにステロイド剤を使用すれば、副作用があるやも知れないが、こちとらちゃんとした先生に定期的に診てもらっているし、妙齢の女性なのである。顔の傷を見せびらかして歩く方が精神的にダメージを受けるし、恐らくそれは肉体的ダメージを凌駕するのだ。

○ぽてぽてと向かった皮膚科は大繁盛していた。いつもの事である。看護婦さん曰く、今日は2時間弱待ちとの事。いつもの様に、ちょっと出かけますと言って、出かけます人リストに名前を書き込み、コーヒーショップにてぼげぇ、とゲームをしながら時間を潰す。皮膚科の待合室は狭い。元々先生一人の開業医さんで、しかも腕が良いものだから患者も多い。1時間くらいぼげぇ〜とした後、本屋へ。やはり1時間くらい暇を潰す。病院に戻ると「一度順番が来ましたから、少々お持ち下さいね」と、可愛らしい看護婦さんに言われる。ち、計算を誤ったか。

○名前を呼ばれて3つ並んだ診察コーナーの一つに入る。隣とはカーテンで仕切られているだけなので、泣き声も、診断も、丸聞こえなのだ。隣のご婦人は、フィリピンで虫刺されの様な事にあって、体が真っ赤に腫れて痒いらしい。虫刺され、と言ったのは、某大学病院の先生らしいのだけれど、我が先生は「あ、これね、漆。漆か、それと同じ系統の植物」とあっさり言い放ち、ご婦人を説得していた。うみゅ、誤診、ですな。

○あちきの番が廻って来て、挨拶もそこそこに先生が「うわぁ。女の子なのにかわいそうに」と発言。のっけからあちき、同情されモードである。しかも、可愛い看護婦さん3人が後ろから覗き込み、うんうんと頷いている。とりあえず、強い薬と、ちょっと強い薬を出すので、それを2日、2,3日と塗って様子を見せろというので、そうする事に。このままでは同情される唇を常時持つ女になってしまうので、わかりましたというと、
 「ところでサッカー好き?」
と、先生が聞いて来た。こりはいったいどういう事か。実は先生は大のサッカーファンで、サッカーを見ないと夜も眠れず、ご飯も喉を通らず、サッカー好きの患者は優先させて、サッカー嫌いの患者は5時間くらい待たせるつもりなのであろうか。
 「いえ、興味ないです」
 「そっか、じゃ、火曜日おいで。暇だから」

○何と、日本のサッカーの試合がある日は、病院が空いているというのである。素晴らしい。あちきの知らない、たくさんの普段皮膚科に通っているサッカーファンの皆さんが、おうちで試合を見ていたり、勝利に酔いしれていたり、審判の判定に不満をもったり、引き分けに色々思いを持ったりしている時間、サッカーに興味の無いあちきは空いている病院に通い放題なのである。って、通い放題といっても、同じ日に何度も見てもらう必要はないであろう、あちきよ。

○と言う事は、日本が勝ち続けている限り、病院は空いている事になる。勿論、病院の種類にもよるとは思う。お年寄りの多いところでは、余り変化は見られないであろう。いや、それともあれか、最近のお年よりは、CMの様に青いシャツを買ったり、フェイスペインティングしたりして、激烈な応援を繰り広げているのか?流行り物をほとんど知らないあちきであるからして、何ともいえないのだが。

○そんな訳で、コンスタントに通院を言い渡された皮膚科と、最近悪化した腱鞘炎の為、来週にでも行こうとしている整形外科の為、あちきはサッカーの日本チームの皆さんが鬼神の如き活躍をしてくれる事を切に願ってやまない。頑張れ、日本!

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