かすみ荘 - 雑文:平日にうろうろすると学生に間違われるのです
[もどりゅ]

197. 【あちきのお値段を無くすのだ】 (2002.06.27)



○生命保険を解約する。そう決めたのは、これといった根拠のある事では無かった。会社の団体割引が適用されている保険で、どうやら会社を辞めるとかなりの金額を払わねばならないらしい事が判明したからであり、そしてまた、元気でいる限り、保険会社は何もしてくれない事が嫌になったからだったりする。

○ともあれ、今の仕事をを退職したい訳でもなく、決定打にはかけるのだけれど、あちきが加入している生命保険のCMがばんばん流れている割には、契約者の配当が無いに等しいという矛盾が嫌だったと言うのが一番の理由ではないかと、自分の深層心理を判断してみたり。テレビのCMって物凄くお金がかかるのだけれど、元々生命保険何ていうものは、互助会、大変になっちゃった人をお互い様で助けようというのが目的な訳だから、テレビなんぞにばんばん広告を打ったり、くだらない番組にたっかいお金を出したりする必要は無いのではないかな、と思うのでする。

○んで、あちきが生命保険を解約する為には、支社の窓口に行かねばならないらしい。本来であれば、顧客担当の方がいらっしゃるらしいのであるが、支部の閉鎖とか、あちきの職場の移動とかで、顧客担当の方は存在しないので、気前良くあちきの休みに合わせて誰かが来てくれるという事はありえない。入って一年くらいの間はクリアファイルやら、遊園地の割引券やらを顧客担当の方が下さっていたのだけれど、今は毎月定額の約1万5千円を給料天引きで持っていかれるだけなのだ。だから、解約したところで直接困る人はいない。堂々と解約すればいいのである。

○という訳で、お客様センターに電話し、横浜支社の場所と、持参する物を聞く。本人確認の取れる物と、契約に使った印鑑を持参する様に、というので、すんなり解約出来るようにパスポートと健康保険証、実印をえいえいとファイルに入れていざ出発と相成った。場所については現地について迷わない様にwebにて探索をし、地図まで出したので安心・・・、安心だったのだけれど、
 「無いなりよ」
地図をくるくると回転させ、自分も道端でくるくると回転する。恐らく、通りすがりの人にあちきという存在は、とても胡乱に見えたに違いない。ともあれ、見事逆方向を向いて歩いてしまっていた事が判明。速やかに、反転し、歩き出す。が、目的地は見えてこない。あろう事か地図によれば通り過ぎてしまっているらしい。うみゅう。

○も一度反転し、しばらく歩く。が、またしても目的地は発見出来ず、先ほど逆に行き過ぎた為に到着した交差点に突っ立つ事になった。窓口が閉まる時間まで後20分。こんな事をしていても埒があかないので、電話をかけてみる事に、
 「この電話は移転のため、次の番号に変わりました」
・・・。何時移転したんだ、何時!しかもあちきになんの断りも無く、いや、断ってくれなくてもいいんだけれどもね。うみゅう、こうなったら、移転先の電話に連絡してやる。と、みちぱたで電話番号を書き留めるあちき。やっぱり胡乱。

○電話に出てくれたお姉さん(多分)はとても丁寧に場所を教えてくれたのです。ええ、ええ。何故か見つからない位丁寧にね。しかも移転先遠いし。電話では代○木ゼミナールとリクル○トビルの間と教えてくれたのですが、それを発見する事も無く、何故かあちきは京急の横浜の隣の駅である神奈川まで爆歩してしまったのでした。うろうろと歩き回る内、営業時間の3時半が近づいてくるではありませぬか。むう、何で窓口は平日の9時から3時半までなのか。こりはあれか?平日働いている人に保険を解約させない作戦なのか?むう、こりは保険会社の陰謀なのか?あちきはその罠に嵌っているのか?

○うろうろとしているうちに、ぎりぎり、1分を残してビルを発見する事が出来たのでした。うみゅう、卑怯者、何でちょっと奥まった所に建設していやがるんだぁ・・・。向うも客商売であるからして、いくら解約と言ういただけない客とはいっても数分遅れならば受け付けてくれる筈、とお客様窓口になだれ込む。
 「解約したいのですが」
 「では、証券を・・・」
はて、証券、とな?保険証券ですな。そりを持って来いとはいわれておりませぬが?はて?
 「では印鑑証明書と実印はお持ちですか?」
実印は持ってまいりましたが、印鑑証明書は持っておりませぬ。
 「では大変申し訳ないのですが、本日受付する事は出来ません」
なんですとぉぉぉぉぉぉお!おにょれの後ろにある端末はお飾りかっ!たとえ印鑑証明書が無かろうが、パスポートも保険証も持って来ているのだから、当人確認は出来るではありませぬか。ぽしぽしとキーを叩けば、あちきの情報などあっという間に出る筈では無いのですか?っていうか出るだろ、ゴルァ。

○てふてふと帰路に着くあちき。敵は親切そうな素振りを見せつつも、譲歩はしてくれないのでした。はう。

○翌日、しみじみ保険証券を眺めていると、どうやらあちきはさらなる壁にぶつかっている事に気がついた。契約時に押印した印鑑は現在破損して持っていないのである。恐らく、例の印鑑証明書を持っていかねばなるまいまい。でも、大丈夫、あちき、印鑑登録してあるも。印鑑登録カードを平日も7時までやっている区役所の出張所に持っていけば、印鑑証明書を出してくれるのだ。うみゅるみゅう。

○みゅ、ところで、印鑑登録のカードをこの引き出しに入れておいた筈なのに、どうして見つからないのでしょう?あちきの部屋がケイオスだから?だから?果たして、あちきの生命保険はちゃんと解約出来るのでせうか。

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