かすみ荘 - 雑文:じゃんじゃんばりばりぱちんこまん
[もどりゅ]

242. 【爽やかなパチプロになって下さい】 (2002.12.28)



○私、殺されるかも知れない。などと、いきなりのっぴきならない状況を訴えられてもこまりゅ。

○結婚三年目、あちきからすればラヴュラヴュ〜んで、「いってらさいあなた」「いてくるよ、まいはに〜」「いやん、忘れ物よ」「hahahaなんだい?」「いってきますの、ち・うv」「おうまいがっ!僕はばかだな、今日の幸運を逃がすとこだったよ」「フフフ」「ハハハ」「ククク」「ヘヘヘ」「ホホホ」「クーックックックック」といった状況ではないかと思うけれども(嘘です)、彼女の状況は切迫しまくり、逼迫しまくり、鉄火場ばちばち状況らしい。

〇あちきはといえば、オンラインゲームヘルブレスをしつつ、本(ハリーポッター第三巻)を読んでいたりしていた。今はメインキャラでなく、サブサブキャラの育成中であり、やっている事はスキル(技術)上げで、別に死んでも構わない状況であり、かつ見ているだけでおっけな状況であったため、ほえほえと本を読みつつ、彼女ののっぴきならない状況を聞く事にした。

○曰く、
 旦那がパチンコに狂っている<パチンコ好きと知っていて結婚たのだから少しは許してあげては?
 旦那が仕事を辞めてパチンコ通い<一緒にハローワークに行ってみては?
 旦那が生活費を入れてくれない<ちゃんと話し合うべきでは
 旦那が暴力を振るう<警察に電話すべきです
 旦那が暴れて物を破壊する<いずれかの両親と思い切って同居作戦もあり
 旦那が一週間に一回しかお風呂に入らない<生活習慣は話し合うしか
 旦那が首絞めた<実家に避難するべきです

○ともかく、旦那が働きもしないで、暴力を振るうのだそうな。駄目亭主街道まっしぐらだ。これで浴びる様に酒を飲んだり、博打にはまったりすれば、雑文の、あ、いやいや。

○いつもであれば、真面目に上記の様な答えを返していたと思うのだけれど、人殺しゲィムをしていたのと、ハリー君大ピンチであったのとが重なり合って、あちきはかなり殺伐としたアドバイスをしてしまった。
 旦那がパチンコに狂っている<基地外は相手にしなければイイ!
 旦那が仕事を辞めてパチンコ通い<朝、トイレにでも閉じ込め、都市ガスを流し込め
 旦那が生活費を入れてくれない<財布から金を抜け!
 旦那が暴力を振るう<コロス気で応戦せよ。いっそコロセ
 旦那が暴れて物を破壊する<寝ている間にコロセ
 旦那が一週間に一回しかお風呂に入らない<バケツで水をかけろ。いっそ風呂に沈めろ
 旦那が首絞めた<コロセ

○どうやら、途中からコロセに直結しているようだ。このままでは旦那の命は幾つあっても足りない。彼女が実際に旦那を殺せるだけの力があるとすると、瞬殺してしまえ、という事がいいたいらしい。己の事とはいえ、とんでもない事を主張する女である。いくら、殺伐人殺しゲィムをプレイしていたとはいえ、ふとおばかさんな事を言っているにゅ〜と思い、乾いた笑いで誤魔化す事にしてみる。「にゅふふ」

○私も出来るものなら殺しちゃいたいんだけどね、と、あちきよりもあっさりと言い放つ友人。そして「それでさ、ものは相談なんだけど、どうやったら呪い殺せる?」と聞いてきたのだ。うお、凄いぞ友人。

○あちきの趣味は魔術研究である。ゲームの魔術とは違って、リアルな魔術と言うものは、地味で、手間がかかり、それでいてかかったのかかかていないのかわかりにくい。しかも、月齢を確認したり、年に一回しかかけられなかったり、月の第一×曜日と指定されたり、とにかくあれで、これで、それなのである。友人は本気かどうかはわからないが、旦那を呪い殺そうとしていて、その方法をあちきに聞いてきているのだ。みゅ、随分と微妙な位置にあちきを立たせてくれるものだ。

○日本人なのだから牛の刻参りでもすれば?と提案するも、白い着物で歩き回るのはアフォみたいで嫌だと言う。みゅ、贅沢な。それに、ただ白い着物を着ればいいという訳ではない。頭には金輪をはめ、三本の蝋燭を立て、口には櫛を咥え、首には鏡を下げ、一本歯の下駄を履いて歩き回るのである、此処まですればアフォではない。基地だと思う。

○いずれにしても、彼女曰く、西洋のおされな呪いというのをしてみたいという。グリモワールみたいなもの?と聞くと、そういう名前を言われてもわからないので、適当に見繕ってくれという。お歳暮のお使いでもあるまいし、適当に見繕えといわれてもどうしようも無い。鮨屋のカウンターではあるまいし、「お客さん、カラバは如何ですか?それともヴードゥー?」といいつつ、呪いいっちょう!といいながら付け台にのせる訳にもいかない。せめてどれくらい彼女が旦那にダークな思いを抱いているかわからないと。確かに、殺しちゃってもいいんだけどね、とは言った。言ったが、夫婦の仲は他人から推し量れるものではない。うかつな事を言うと、五寸釘がkasumiと書かれた藁人形にぶち込まれかねないのだ。

○とりあえず無難なところから言って見る事にする。「怠惰な人を勤勉にする呪いとかどうかにゅ?」「私は呪い殺すといっているのだけれど」みゅ、そうでつか、呪い殺したいのでつか。んでは、「敵に動物霊をとりつかせ、発狂させて死に至らしめるというのはどうでつか?」「面白いのがあるんだね、他には?」「敵に悪霊を放って呪い殺す」「それもいいね」などなどと、延々色々な呪い方法を挙げた結果、
 「じゃあ、敵を影に襲わせるってやつ、よろしくね」
と最後に言い放ったのである。・・・・・・・・・。よろしくねって・・・。

○あちきがかけるのですか?そう言うと、事も無げにそだよーという能天気な返事が返ってきた。うみゅう、あちきは貴方の旦那に何ら殺意を抱いておりませぬが?「いやだからさ、素人がやるとあぶないやん。お嬢ちゃんは魔法使いなんでしょ?」びゅ、そうであるが何であちきが貴方の為に、貴方の旦那を呪い殺さねばならないのか?「20円払う」安っ!「いや、今の旦那の価値なんてそんなもんだよ。じゃあよろしくね」って、待てぃ!友人よ!魔術を甘く見・・・
 がちゃ、つー、つー、つー・・・。

○あちきは電話を持ったまま思案した。時折、あちきのゲィムキャラ、仮名ウンディーネちゃんが、きゃおきゃお騒いでいる。少なくとも、あちきは旦那に呪いをかけると約束はしていない>ので、旦那に呪いをかけなくても良いのだ。魔道士のあちきがいうのもなんだが、古来より人を呪わば穴二つなのである。友人の為にあちきが逆薙(いわゆる呪いをかける事に対する反動)を受ける必要はないないなのだ。勿論、あちきは呪いを受けないように呪い避けの魔術を行っている。行っているが、人様の恨みつらみの逆薙を受けようとは思わない。

○という訳で、明るく爽やかになる魔法をかけてみました。旦那が明るく爽やかになって、
 「やあハニー、今日もパチンコへ行って来るよ、あっはっは」
 「いってらっしゃい、あ・な・たv頑張ってねv」
 「まかしとけ、それはもうじゃんじゃんばりばりさ」
 「きゃあ、すってきぃv」
となる予定である。もきゅきゅきゅきゅ。

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