かすみ荘 - 雑文:ヘルでは毎日争ってるけど
[もどりゅ]

243. 【オンタリオンだそうです】 (2003.02.03)



○すぺしねふ。奴はあちきの敵である。すぺしねふだけではない。てむじんもあふぁーむども敵である。でも一番の敵はふぇいふぇんの後ろに見え隠れする男のパイロットだ。

○あちきの可愛い愛機のヴァーチャロイドは、エンジュランである。実は先日までエンジェランだと思っていたのだが、某御前様に「kasumiさんは間違っている!」と何回もご指摘され、植物エンジュ、植物エンジュと呪文の様に再インプットしておいた。おっけ、エンジュラン。む、でもまた間違えていたりして。

○さて、のっけからわからない人にはわからない話で申し訳ないが、ヴァーチャロンと言うのはゲーセンに置いてある筐体ゲームであり、プレイする為にはその囲まれた操縦席に搭乗し、目の前の操縦桿を両手で一つずつ操らなくてはならない。飛行機物、車物はシフトレバーやアフターバーナーレバーがついているが、このマシンは操縦桿のみで操る事が出来る。蛇足であるが、アクセルもブレーキも無い。そして、何を操るかと言うと、ヴァーチャロイドというロボットを操るのである。前後左右斜め空中、などに移動し、そのヴァーチャロイド各マシンに搭載された武器を使って、目の前のヴァーチャロイドを破壊するのが、このゲームである。勿論、己のマシンが破壊されてはいけない。

○初めてこのヴァーチャロンと言うゲームが世に出た時は、あちきの愛機はフェイフェンという女性型ヴァーチャロイドであった。当時のヴァーチャロンに登録されていた女性型ヴァーチャロイドはフェイフェンしかなく、あちきも女子であるからして、女性型ヴァーチャロイドというものに搭乗してしかるべきだと思っていたのである。ところが、世の中の野郎どもの一部がこのフェイフェンに搭乗し、ピンチになるとどう見てもセー×ームーンだろ!お前!と突っ込みたくなるような容姿になるピンクのヴァーチャロイドを操っていた。同じフェイフェンで戦って負けたその相手が、もろにオ×クであった時のあの時の敗北感とダメージは大変大きかったと今でもまざまざと思い出せる。

○その、電脳戦機ヴァーチャロン、好評であった為、ver2が導入される。その時に新しく追加されたのが、今のあちきの愛機、エンジュランである。あちきはエンジュランを見た瞬間、一気に乗り換えを決意した。フェイフェンは、フェイフェン・ザ・ナイトと名前が長くなり(というか、1でも付いていたのかも知れませぬが、記憶に無い)、可愛らしく小首をかしげて待機したりするのであるが、エンジュランは魔法型ヴァーチャロイドなのである!乗るしかないでしょ、奥様、奥様、奥様!

○ヴァーチャロイドは出撃の際、カタパルトから射出される。が、エンジュランは己の武器である杖に横座りし、空中を浮いた状態で出撃する。他のヴァーチャロイドはカタパルトのエネルギーによって射出されるのに、エンジュランのみ己のエネルギーで空中を浮いて行くのだ。エンジュラン、ちょっとエネルギーの無駄使いではないか?ないか?
 「お嬢ちゃんさ、どうあれお嬢ちゃんは負けたわけよ」
 「みゅ。負けてないもん」
友人、紫苑ちゃんはいいからいいからと、あちきを筐体から追い出した。
 「まあ、見てなって。仇をとったげるからさ」
紫苑ちゃんは100円玉をコイン投入口に放り込み、不敵に笑う。にやりんぐ。そして、おもむろに隣の筐体のヴァーチャロイドに戦いを挑んだ。隣の筐体に座っているというか、操縦席にはまり込んでいるいる様な、もちもちと横にヴォリュームのある青年も不敵な笑みを浮かべる。画面には対戦する機体が映し出された。
 ファイフェン・ザ・ナイトVSテムジン

○はっきりゆって、あちきは応援する暇も無かった。紫苑ちゃんの駆るテムジンは、MAPを一気に縦断し、フェイフェンに近接、連続で斬り殺してしまったのである。
 「クソ!」
隣のもちもち青年の口から罵倒の言葉が漏れる。そしてリターンマッチ。が、今度は違う方向から一気に攻め込み間合い0にする紫苑ちゃん。フェイフェン、撃沈。

○その後、粘着フェイフェンを5回ほど轟沈させたあと、紫苑ちゃんは飽きた、と呟くと、機体をそのまま放置した。崩れ落ちるテムジン。そのまま操縦席を抜ける。もちもち青年に声をかけられるよりも早く、あちきの二の腕をがっと掴み、さっさとゲーセンを後にする。そのままファーストフード店に連れ込まれるあちき。いーやー、拉致らーれーるー。

○紫苑ちゃんは何故かあちきに買わせたポテトをもふもふと食べながら、じっとあちきを見つめた。ふいっと視線を反らすあちき。怖いじゃありませぬか。みゅう、みゅう。
 「お嬢ちゃんは変わったね」
 「どんな風に」
 「昔だったら意地でも己の勝利を勝ち取るべく無言でリトライしていたと思うが」
むう。
 「勿論、私は遥かに強い。が、意地とかそういうもんだったらお嬢ちゃんの方が上だった」
 「みゅう、そりは無いと・・・」
 「いや、あるね。はっきり言う、今のお嬢ちゃんは手ぬるい。昔のお嬢ちゃんに戻るのだ!そして、会社をサボってヴァーチャロンに明け暮れろ!月に10万くらいつぎ込め!そうしたら、きっと前と同じだ」
いや、流石に学生時代もそこまではお金を使っていなかったのでつが。
 「その時は、私とチームを組み、リーグ戦に参加するのだ!おけ?」
 「えと、会社は今、こう、大変で」
 「気にするな。私は気にしない」
気にしてください。

○結局、そのリーグ戦とやらの為に、パートナーを探しているらしいのであるが、それ以来、あちきは一度たりとも操縦桿を握っていない。勿論、リーグ戦とやらに出る気は金輪際無い。ゲームは己の出来る範囲でちまちまやれば言い訳で、人と争ったりするのはちょいと嫌だ、なのだ。と、思っているのでありまするが、如何なものか。

○それ以前に、妙齢の大人の女性が二人でゲームセンターのイベントに出るのってどうよ?あちきは今、紫苑ちゃんに素敵なゲームの出来るパートナーが出来る事を切に祈っている。

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>業務連絡:ゲームの出来る彼氏と喧嘩したからといって、巻き込まないで下さい。

>追記:あちきがフェイフェンだと思っていたのはフェイイェン、エンジュランと訂正したのはエンジェランでいいとのご指摘をいただきました。ドリキャスの手引きからのご引用との事。む、難しいでつ。フェイイェンって中華っぽいな、むうむう。

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