かすみ荘 - 雑文:食べ物につられますた
[もどりゅ]

249. 【美味しければいいのです】 (2003.02.19)



○己の部屋のケイオスを始末するべく、結婚する事にしたあちきであるが、未だ実感は湧いていない。心配なのは、結婚と言う選択肢を選んだ事により、気を使われたりしないかと言う事である。これからも別に人間的に本質が変わる訳でもないので、今まで遊んでくれていた皆様、お気になさらず誘って下さい。いや、本気で。

○さて、あちきの母の実家は形式に拘ると前回書いたような気がするのですが、ご披露と言うものをしなくてはいけねいのですよ、ういうい。披露宴、とゆうぼべ〜っとしたイベントは避けたいものの、形をそれなりに整えねばなるまいまい。ので、形式はそれなりになりつつ、金をそれなりにかけた事がわかるように、ぱひゅ〜っと披露する為にはどうしたらいいのかと一人で検討した結果、レストランウェディングという答えが出てきた。

○一人で、と書いたが、何で一人なのかと言うと「kasumiさんがやりたい方法でよいよ」などと、丸投げしやがられたやつがいやがるからである。嗚呼、結婚式と言うものは野郎サイドがそんなに思い入れが少なく、アマサイドと険悪になると聞いたがやはりな、やはりな、やはりな・・・。

○というのは冗談で、これといった希望が無いらしいのですよ。新郎になる筈のぷにぷに雑文書きの人は30年生きて来て、一度も結婚式に呼ばれた事が無いと言うのだ。しかも職場の人にも、だ。もきゅ?実は嫌われてり?なにやら、そんな相手のとの結婚に一抹の不安を感じてしまうが、まあよい、そりもネタであろう、あろうさ、あってくれ!と言う訳で、今まで数々の結婚式やらニ次会やらに参加したあちきの意見を採用する方が至極真っ当だというのである。むむ、そうであろう、そうであろう。

○さてさて、あちきも恋に恋するお年頃である。いや、嘘ですが。一応店のめぼし位つけている。というか、以前母が会食して素敵、と思ったレストランでつが。そしてまた、そこのウェディングが大人気で、一昨年結婚した弟、うりちゃん夫婦も其処で挙げたがったけれど、日付が合わずに断念したと言ういわくもあり、また従兄弟が其処のレストランで行われた結婚式に参加したところ、今までの結婚式の中で一番食事が良かったと言う話もあって、日付がそこで押さえられれば其処で良し、と思った訳ですよ。ええ、ええ。
〇そのレストランへ行くと、入り口が二つあって一つには“○○様××様結婚披露パーティー”などと掲げられ、もう一つは普通のレストランになっている。恐らく、結婚云々の方であろうかと思うのだが、○○様も××様も知り合いではないので、おそるおそるこうきうレストラン風味な方に潜入、中の人に聞くと隣でいいそうな。その時、頼りになる雑文書きの人は、あちきの後ろでおぶおぶしてた。役に立たない。

○ブライダル受付でにこやかな係の人に説明を受ける。激しくにこやかだ。微笑みの国から、微笑を広めるために、微笑を体中に詰め込んで、微笑みながら仕事をされている。いや、ブライダル産業の人がすっごく暗い表情だったらやだけれど。渡された紙にかしかしと必要事項を記入。その後、会場を案内してもらう。

○先ずは新郎新婦控え室。可愛い個室が素晴らしい。狭っ!と思ったのは秘密だ。ここで前々から打ち合わせたヘアコーディネイターさんとメイクさんに綺麗綺麗にしてもらうそうな。男性はどうするのだ?よくわからん。が、さくっとさらっとメイクしてもらえそうだ。そういえば、弟はひげの剃り跡が目立つ“ザ・盗人メイク”になっていたが・・・。ちょうど控え室の外では今日の主役の〇〇さんと××さんが素敵なお召し物を着てご飯を食べていた。お腹すいたなぁ。ここでは飲み物や食べ物も出るらしい。結局、式の間はあまり食べられない新郎新婦がいるからだそうな。

○次は親族控え室。広い。まあ、さっきは2人の控えだからな、と己を無理無理納得させる。眺めも良い。飲み物も持ってきてくれるそうな。おお、いたれりつくせり。次は列席者控え室。こっちは喫茶店風味。当然お飲み物も出る。喫煙テーブル、禁煙テーブルもあるし、広いのでちゃんと来た人全員に座って待っていてもらえる。更衣室も明るくて、貴重品用のコインロッカーも完備。クロークのお姉さんの笑顔も素敵だ。そしてお花をその場で作る花工房まである。うう、必要全てをカバーですね、結婚産業。

○一番気になるチャペルへ。・・・・・・。カワイスギマセンカ?兎ややお花やらのステンドグラス、ドーム型の屋根、木で出来た柱、大理石の床。そしてそこに外国人の牧師さんがしゅたり、と入ってきて、すささっと何かのケースを取り出す。「ヴァイオリンだ」雑文書きの人が言う。牧師さんは優雅にヴァイオリンを弾きだした。うみゅ、こりはいったいいかなるイベンツか?話によるとこちらの牧師さんはヴァイオリンが趣味で、結婚式に何故かヴァイオリンを弾いて下さるという。演奏のレベルはかなり高いらしい。むむ、しゅごい事になっていませんか?

○パーティー会場は○○様達が使っているとの事で、今回は見られず。打ち合わせスペースに戻り、DVDやらを見せていただく。どうでもいいけれどお腹すいたですよ。これが今やっているゲームであれば、係の人を剣で斬りつけ「FOODPLZ」と騒ぐところであるが、まだ一銭も出していない相談だけの状態である。お茶は頂いたが、すきっ腹に入れたせいか、ぐるきゅ〜とご不満げ。美しい料理とケーキの写真つきの、結婚式のメニューの説明を受けながらちらりっと近くのコーナーを見ると、“食ってやがられますよ”正式打ち合わせのカップルがさっきからケーキやらジュースやら簡単なオードブルやらを。

○とにかく、あちきとしてはここをかなり気に入ったので、もうここで構わないと思いつつ、仮予約の確認をしてもらう。ここでまた放置、と、何とちっこいケーキを出してくれるではないか、ないか、ないか、いか、いか、か、か・・・。うみゅみゅうえこりはきっと何かの陰謀に違いない。だってだって、ただ相談に来ただけで、ケーキを出されるなんて、組織が後ろでうごめいているやも知れぬ。む、組織め。しかし、あちきは素直なので、さくっといただいてしまいました。激美味。ちっこすぎるのがあれですが、ここのシェフが作っているとか。む、これはもうここでやるしか。

○資料を頂き、仮予約をし、お外で見えなくなるまで見送ってくれる係の人を背中に、ぽてぽてと駅に向かうあちきと雑文書きの人。「もういいよねぇ、ケーキ美味しかったし」「うんケーキ美味しかった」「美味しいのはいいです」「うん美味しい料理のところがいいからね」「料理も美味しいと評判ですよ」「うむ、試食が出来ると聞いたからね」すでに、料理に目がくらんだ二人。挙式の予定は9月。果たして、問題なく今後のスケジュールが続くのか・・・。

〇雑文のTOPへ〇

前へ雑文のトップへ次へ