かすみ荘 - 雑文:そうだ!お香を焚こう!
[もどりゅ]

260. 【和み空間をプロディースする】 (2003.05.13)



○ついに、三階建て新築ぴかぴか物件を手中にしたあちき<名義からして違います)これから好き勝手にプロディースしていい訳だ、訳だ。が、契約した時点ではまだ、おうちはすかすかしていて、壁すら穴あき状態である。物を運び込むどころか、二階三階に上がるれるのは、身の軽い鳶職人さんや、上野のおさるさんといった所で、高所恐怖症のあちきには、猿蟹合戦のかにさんの如く、作っている途中の家を見上げるばかりであった。

○しかし、作りかけという所に付け入る隙があったのである。外壁が未完成であるから、壁の色を指定できるし、家の前のポストも選べるし、内装の壁紙も指定できるというではないか。つまり、あちきの独断と偏見により、素敵空間を嫌というほど演出できるという訳だ。勿論、先日見た丘の上の家のように、外壁をショッキングピンクに塗り、人々の度肝を抜くと言うのも面白いのだが、一応結婚してから住む新居であるからして、雑文のネタ一回と、見る人にダメージを与える為だけにこの先数十年もショッキングピンクの家に住むのはちょっとあれである。ので、ここは妙齢のあちきに相応しい、クールビューティーを目指そうと思う。

○クールと言えば寒色である。青とか〜、緑とか〜、紫とか〜のあれである。一番好きな色は高貴な藤紫なのであるが、生まれてこの方藤紫色の家屋と言うものを見たことが無い。何処かにはあるのだろうが、実際にお家が建っている、ベージュやライトグレー基調の住宅街に忽然と藤紫の家が建っていたら、それはもう浮くに違いない。仕方なく青と緑の外壁見本のバインダーを見て、ある一つの色をびすっと指差した。が、工務店の人の反応はいまいちである。
 「え〜と、kasumiさん、これは何ですか?」
 「ライムグリーンにょ。爽やかさんな色にょ」
 「この色を選ばれる方は今までうちではいませんでしたね」
 「そうですか。だってさ」
 「関係ないにょ。歴史と言うものは誰かが始めて行って文化となるにゅ!」
 「そうかな〜」
 「いいですか?あまり使われてない色に塗れば、いらっさるお客さんにも目立っていいのですよ。夏も涼しげで、冬はクールにゅ!」

○微妙な表情をしている工務店の人と雑文書きの人を気にもせず、こりで!と断言するあちき。うみゅ、く〜る〜ぅ。
 「では内装ですが・・・」
あちき達は壁紙カタログを借り出し、工務店を後にした。そして、あちきはばらばらとカタログをめくり、行ったり来たりしつつ3つの部屋と、心落ち着くご不浄2箇所と、リビングの壁紙と天井クロスとご不浄床の選定をしたのである。が、
 「何ですかこれ!?やっちゃいましたね、あはははは」
あちきのいない所で起こった、引渡し検分で、雑文書きの人は立会いのリハウスさんに笑われたと言う。何てことであろうか。あちきの考えに考えたプロディースが笑いを誘うものであったとは。いや、リハウスさんの感覚に何か問題があるのかも知れない。何故ならば、あちきのぐっどなせんすによる和み空間は笑いを誘うはずはないし、異空間になっているはずはないからだ。

○という訳で、以下、大体の感じ。ちなみに全ての部屋とリビングの床はフローリング
1階:部屋:天井・木目調:壁紙・白のざらざら感あるとこに、金と銀の和風模様。日本人に優しい和テイストを取り入れた空間。窓には和紙ブラインドを入れる予定。テーマは和み。
2階:リビング:グリーンを基調としたありがちな壁紙。天井も白でぽこぽこでこぼこつき。まあ普通。
2階:ご不浄:天井・青空模様:壁・白地にブルーのぽちぽち:床・ブルーでぎぞぎぞ。開放感をアピールし、落ち着く空間を演出。お客様も多く使われるという事を意識。
3階:部屋1:寝室を意識し、白の無地でありつつも、ぽこぽことした凹凸がさりげなくおされさんっぷりをあっぴ〜る。
3階:部屋2:明るい部屋と言うコンセプトにさりげなくぽちぽち模様の壁紙をセレクト。おされ空間ロフトもあるので、入ったら出たくなくなるに違いない<嘘です。
3階:ご不浄:天井・デコラティブドーム柄:壁紙・ミントグリーン:床・ライトグリーン。家の外壁を意識したグリーン構成。天井から高貴なエネルギーがみちみちと降り注ぐ感じで。

○うむ、こうして書いてみるとかんっぺきである事が再認識された。さらにこれにアジアンテイストな暖簾を配置し、洋風カフェカーテンを飾りと、細かなところにも余念が無い。1階には行灯風スタンドも取り入れるつもりである。が、どうしてか、訪れる人訪れる人、ご不浄が落ち着かないだの、1階の和風が笑いを誘うだの言うのである。む、まいセンスが通用しないのか?まったく困ったものである。

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