かすみ荘 - 雑文:まだリストは埋まっておらず
[もどりゅ]

261. 【ご招待までの道程】 (2003.05.19)



○結婚なんてものは、式場さえ決めてしまえば、後は周りが何とかしてくれると心の底で思っていたのだが、やっぱりそんな事も無く、やらなければならない事はいっぱいあった。考えてみれば、婚姻だけでいいのであれば、婚姻届を出すだけで良い訳なんだけれど、世間体とか、親戚付き合いとか、職場関係とか、そんな本人達には関係あるところから、さほど関係なさそげなところまで、カバーしようとしているのだから仕方ない。く!元を正せば我が家の親戚関係がそおいう儀式に拘るのがいけない。今回は譲歩に譲歩してもらってのレストランウェディングであるからして、あちきの頑張りも必要であるらしいのだ<他人事のように言うな、あちきよ。

○さて、件の式場に呼び出され、担当の人とお話をしてみたのだけれど、どうやら結婚式の始まりはご招待からなのだそうな。全部で何人いらさるのか、どなたがご来賓なさるか、席はどうなるのか、そんなもろもろの事が決定すると、引き出物の金額やら何やらが決定するのだそうな。言われてみればごもっともだが、面倒な作業にしか思えない。リストを作成するといった地道な作業はあちきが最も苦手とするところであったりするし。しかも、お相手である某雑文書きの人が「招待したい人がいないので、全部で30人くらいでどうか?」と言い続けている。あちきの親族だけで11人であるからして、全部で30人だと、残り4人しか呼べないではないか。友達と会社の人と…。むお、無理だ。「じゃあ40人くらい」9人か、何とか押さえられるな、うんうん。
「お母さん、結婚式の招待人数、全部で40人くらいでどうって言われました」
「誰に?」
「雑文書きの人」
「何で?寂しすぎるじゃない。最低50人はいないとねえ」

○最低50人、つまりどちらも25人のご来賓を呼ぶと言うことになる。あちきの選べるご来賓は14人となるので、会社の人を7人くらい、お友達を7人くらい呼べばいい訳だ。が、雑文書きの人は暗い顔で「そんなに呼ぶ人がいない」と言うのである。親戚が9人、会社の人が3,4人、友達が5人位で、全然足りないと言うのである。ので、あちきは素敵な提案をした。そう、雑文お友達を呼べばいいのである。某関西のにょろにょろ雑文書きの好青年など、社交辞令かもしれないが「新幹線に乗って参加したい」とまで言って下さっているのだ。ぜひ来ていただかなくてはならない。あちきに冗談と社交辞令は通じないのだ。新横浜のホテルを確保しておきますのでぜひどうぞ<私信。宿泊費はあちきのぽけっとまね〜で賄います。

○とはいえ、たった一人をお呼びするのは忍びない。会場に知り合いがいなくてはつまらないではないか。例えば雑文界の長老様をお呼びするとか、あんぱんスパイ様をお呼びするとか、そういう素敵な皆様をお呼びすべきではないか。あ、あとネタ的には人生が裏目のあの御仁を・・・。などというと、雑文書きの人はぷるぷるとチワワのように小刻みに震えだした。
「かすみさん、貴方はご自分の結婚式に新郎が招待客に迫られたらどう思いますか?」
「おもしろい〜」
「あまつさえちうなどされたらどうですか?」
「雑文に書く〜」
「だめですだめですだめですだめです」
激しく反対の意義を唱える雑文書きの人。ここまでいわれるあのお方。

○とにかく、ご招待に枠が余ってしまっているのは事実であり、そこをあちきだけの知り合いで埋めるのは、不味いのだそうな。両者のつりあいがとれてなくではいけないのだそうでする。日本の心〜。
「じゃあじゃあ、ぼしうかけてみれ」
「ぼしう?」
「ういうい。僕達の結婚式に参加してみませんか?そしてそれをネタに雑文を書いて下さいませんか?」
妙案だと思うのだが、さらに小刻みにぷるぷると震える雑文書きの人。アルコール中毒であろうか。う〜みゅ、アル中の夫君の人は欲しくないぞ。
「本名がばれますよ」
「いいでつよ〜、この際本名の一つや二つ」
「大荒れに荒れますよ」
「さすがにそれはないと思われり〜。一応ケコーン式なんだも〜」
「ケコーン式と結婚式は違いますよ」
「だいじょびだいじょびおんなじおんなじぃ〜」

○とりあえず50人でやると式場の人には言ってあるので、出す相手もままならないまま、招待状の用紙を買ったり、出欠葉書などを買ったりしながら、小さく「だいじょびだいじょび〜」と呪文のように唱えるあちき。式場の人の笑顔につられて「紙物は手作りにすると素敵ですよ」という言葉に「あいあい」と返事をしてしまったのだ。ひとくくりに紙物といっても、招待状、出欠葉書、席札、座席表、メニュー、芳名カード、挨拶カードなどなと様々なものがあったりする。それを自宅のパソコンとプリンタで作る訳で、フルタイム社員という名の労働者であるあちき達は、昼間のお仕事の後や、休みを利用してやるしかないのである。周囲では結婚の為に仕事を辞めて、準備に余念が無い人もいらさる訳であるが、あちきの場合、折角この不況の中、安定したメーカーさんに勤めていて、口に糊している訳だから、辞めなくてもよかろうと親族がプレッシャーをかけてくるので、辞めるに辞められないと言うのが事実であったりする。個人的にはもう結構働いたし、雇用保険もイパイ収めたし、のんべんだらりと結婚式を迎えたいのだが、そうもいかないらしい。

○こうしてみると、世の既婚者の結婚式を催された皆様は、一大イベントの成功者であるわけだ。去年結婚した友人の式は、酒乱の叔父さんが式場の屏風をぶち破り、ウェディングケーキをなぎ倒し、式場から損害賠償を請求されたらしいが、それはそれで一大イベントであるのだな、うみゅ、うみゅ。

○という訳で、現在、結婚式に参加して下さる奇特な雑文書きの方を募集しております。結婚式に参加可能な服をお持ちで、新横浜にいらっされる方。日程は秋です。詳しく書くと雑文書きの人におこらりるので、ここまでしか書けません。乳児が来るので、ストライクゾーンの方は理性が保てる方。幼児は来ません。小学生も来ません。未婚の美女、ううちゃんも当然出席です。フランス料理が食べられる方。我が父上がカコヨク参加するので、父を狙っている方は理性が保てる方。当選の発表は、招待メールの発送をもってかえさせていただきます<本気か、あちきよ。

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