かすみ荘 - 雑文:まいくろゲイシ君のぱわ〜
[もどりゅ]

266. 【ぱわぽいんとの魔法】 (2003.06.09)



○我が社の人事考査システムに、目標管理シートと言うものがあるにょだが、これは本人が「今年はこんな事をこのレベルまでやるぜ〜」などと書いて年度頭に提出し、上司との面接、話し合いを経て年度末に自己評価し、かつ上司がその人をコソーリと評価して査定が決まると言う優れものシステム、らしい。らしいというのは、昨年、社内表彰を受けた人ですら最高評価どころか高評価も得られなかったからである。つまりあれか、体のいい給与削×か。

○ともあれ、へにょへにょおおえるであるあちきにとっては、最低評価をされようが給料を減らされようが、別段どうとも思わない。給料を減らされれば、ダッシュで他の仕事を探すまでである。確かに、不況不況で大変であり、あちきの弟君などこれと言った資格も持たずに某メガ薬局店の社員を止めてしまい「あんな会社からボーナスだって貰いたくないぜ!」などとかっちょいい事を言って飛び出してから、すでに20日程たち、新しい職場も決まらないまま、奥さんが出産し(しかも二人目)、まわりに考えなし呼ばわりされている次第であるが、こちとら同じ会社に何年も勤めていたキャリアを持つおおえるさん(中身はへっぽこ)である。資格は無いが、5種類のCADオペレータの実績があるのだから、別段就職に困る事も無い。就職情報誌を見ればCADオペレータはいつも募集がかかっている(まあ、それだけ逃亡している人が多いのであろう)。勿論、給料が下がってもいいと思っているので、もっと御気楽な職業についたっていい。個人的にはミスタードーナッツでドーナッツを売る事を希望しているが(何と言ってもグッズ情報が早く手に入る)、それはパートに出られるような状況になるまでのお楽しみだ。

○その目標管理シート。昨年は同じ職場の方と一緒に提出をぶっちぎって無視し、今年に入ってから激しく追及されて提出、あちきの評価は普通以下とされた訳だが、それでも給料がしゃんぜんえんほど上がっていて、その結果をあちこちに吹聴したところ、誰もあちきが止めた後の空き席希望者がいなくなってしまった。む、そんなに難儀ですか?あちきは。いやまあ、そんなに給料悪くないですよ、職種と実内容を考えると激しく悪いらしいですけどね。でもねずみいらんどが400円も割引になりますし〜、年間二泊までJTB提携のホテルが1泊につき3千円もらえますし〜、社内に診療所があって仕事さえ折り合いがつけば通い放題ですよ。む、全然みりきてきで無いのは何故?

○今年も4月だかに目標管理シートを渡されまして、そこに書いてある、上司が希望する目標っぽいものを今年(今年度と言うのが正しい)の目標にちゃんと整理して、予定を立て、あまつさえ資料を添えて提出せよとの命令でありました。命令だそうなので、ちゃんと言う事聞かないと怒っちゃうよという事らしいのですが、やっぱり今年も二人して知らんぷりを決め込んでいたところ、電話はかかってくるし、メールは届くしで、日常業務に邪魔が入る状況に。前にご紹介した平林さんは「僕なんか日曜日に書いちゃったもんね〜」とうかれて言い出し、43にもなる独身男性が「ちゃったもんね〜」とはどういう事だと二人ががりで突っ込むも、やはり〜、書いてない我々の方が立場が弱く、時間をかけた分「いいから早く出して!」という心理に所長が陥り、添付資料無しに適当に書いて出してしまった次第である。これはあれだ、今年の査定も普通以下でげすな。

○さて、ここまでは前置きである。随分と長い前置きであるが、その分本文を短くする予定です。いつもいつもテキストを開いてがんがん書いていくから長さはわからないのですよ、行き当たりばったり〜。目標管理シートに添付する資料であるが、基本がワード文章で、図解としてエクセルの表を添付しろと言う事らしい。さらに出来れば、パワーポイント(以下、長いのでPP)を使用せよというお達しである。何でだ?

○この目標達成への道のり資料、別に誰かに発表するわけでもない。見てみて、あちきこんなに頑張ったの、すごいでしょ、うっふんうっふん、などという事も無く、ただただ、人事資料として適当に目を通して、その後二度と開かれる事の無いバインダーに閉じられ、日の射さない人事資料室の書庫にしまわれるだけである。勿論、発表するわけではないから、スライドショー形式にして出したとしても、結局紙に印刷して退出するだけである。はっきりいって無駄としか言い様が無い。だが、上司の皆さんはPPが大好きで、何が何でもPPにしたがるという謎の心理構造をしているのだ。みゅ〜ん、謎々〜。思い出してみると、我が社の今は亡き某小集団品質向上対策グループの発表も、皆がOHPを使う中、唯一PPを使った平林チームは何やら賞を受賞していた思い出がある。内容としてはさほどの事はないような感じなのだが、パソコンからプロジェクターに出力される画像データは、美しく何やら凄そうな印象を与えてくるのである、、である、であるるるる。

○確かに、いくら綺麗に打ち出した内容をコピーでOHPに転写して、色を塗ってみても、その色の発色具合はPPに決して太刀打ちできない。直接パソコン内の画像データを映し出す方が汚れも出ないし、シートを手で替えるという必要も無く、また、加工したマウスによってスマートにポイントを示す事が出来る。あちきが思うに、PPを使えば、だめっぽなものもましに見え、普通のものは良く見え、より良いものはさらに輝くといった魔法の効果があるらしい。う〜みゅ、PPさえ利用すれば、きっと営業などもスムーズにいきやすくなるし、データも美しく見えるのではないか。

○深夜やケーブルテレビを見ていると、とんでもなくくだらない米の国のTVショッピングがCMで入るのだけれど、あれを見て購買意欲がそそられる人は多いらしい。あちきは要らないけど。だって、車どころか免許も無いあちきにオレンジ洗剤は要らないし、ぶりゅんぶりゅん振り回すだけで痩せまくる謎の棒も疲れそうだし、庭仕事しないから芝生がみるみる狩れなくても構わないし、家の随所に電気のスイッチがあるから足で踏むと光る簡易ライトも要らないし、ラジオのチャンネルの合わせ方をいまいち理解していないので海外の放送も聞けてライトもついちゃう強力ラジオも要らないのだ。けれど、見ているとトムやジェニファーやマークやサンドラが必要以上に大きくリアクションし、「わぁお」「凄いね!」「びっくりだね!」「素敵だわぁ!」などとほざいているのを見ると、物凄く面白い商品に見えてくるから不思議なのだ。買わないけれど。

○つまり、あちきが思うに、はっきりきっぱり目に見えるというのは効果が高く、PPというソフトは人間の視覚効果を上手く狙ったプレゼーテーションソフトなのであられられりなのですよ。みゅ、さすがゲイシ君プレゼンツなマイクロンフト。そんなこんなで、我が社の所長達はPP激ラヴである。下唇を噛んで発音するラヴ、である。PPさえ使えばどんな発表でも普通の評価をもらえそうだ。あちきもこれから心してかからねばならない。何時なんどき、家にやって来たセールスマンが得意げにノートパソコンを開いてPPを使い、セールスを開始するかも知れないし、みちぱたでキャッチセールスの人がノートパソコンを開くかも知れないし、何年も会っていない知人が新興宗教の勧誘をノートパソコンで展開しだすかも知れないのだ。もみゅ、どうでもいいのですが自分も使えるようにならねばならないのかにゅ?しかも個人年間目標の為だけに・・・。そんなあふぉな。

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