かすみ荘 - 雑文:終わるのは一瞬で
[もどりゅ]

280. 【ケコーン式話:前編】 (2003.11.30)



○ついに、結婚式当日である。前日の3時くらいまで、むうむう言いながら仕事をしていた訳で、夜中まで残りのやらなくてはならない事をやっての結婚式である。しかもだ、のんきに真夜中にネットゲームまで繋いでおり、「あちき今日結婚式なんだ〜」「へ〜、お友達のに出るの?」「うんにゃ、じぶんの」「寝ろよ!」などとねっとげー付き合いの皆様にまで言われてしまう始末。む〜ん、繋いだっていっても30分くらいですにょ<間違っています。

○とにかく、あれこれと準備をして、眩しい朝日を受けつつ、ままんとううちゃんと車で会場である新横浜の某フランス料理店へと向かったのだ。出掛けに鏡を見たところ、顔はいつもどおりで、寝不足も見られなかったが、とりたてて「いやん、今日のあちきはとっても綺麗」なんて事もなかった。む〜。

○という訳で、一番に会場に乗り込んだあちきである。早速お化粧開始。ぺしぺしてしてしぺてぺて。むおあ!あちきの顔が今までのあちきお化粧ではやったことも無い、知らん方向性に変えられていく!と、大方のお化粧が終わった時。

・・・。キタアア━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━!

○おにゃにょこである。おにゃにょこが来たのである。いわゆる女性の生理現象である。こればっかりは仕方ないのであり、どうしようも無い訳だから当然こうやってケコーン式に訪れる事もある訳で、かなりの女性が月に3〜7日の間におにゃにょこ現象が起こる訳だから、確率的には珍しいものでは無い。物では無いが、何とかしなくてはいけないのである。ケコーン式なのである。ちょっと失敗しちゃってウエディングドレスに鮮血が!などといったらそりはもう大変なのである。こんな事もあろうかと用意していたおむちゅタイプのおにゃにょこ物資をがつっと掴み、控え室から化粧室にダッシュする。控え室の前のラウンジで何やら作業していた某雑文書きの人がこっちを見ているが気にしているひまは無い。その後、式場の人と話をして、移動ごとにお化粧室に行く事になった。

○などと、しょってからぷちトラブルが発生しつつもお化粧もドレス装着も終了した。ので、すでに会場にいた、ままんとううちゃん、雑文書きの人に見てもらう。と、

「誰だよ」

と声を出さずに雑文書きの人の口がぱこぱこと動いている。失礼な話である。確かに、今までやったことも無いメイクのテクニックにより、自分でも「マアコレバガワタクシ?」な状態になってはいるが、己の伴侶になる相手に「誰だよ」である。誰も何もあちきだもっき〜!もっき〜!

全く持って失礼な話だ。さあ、萌えろ。全く持って失礼な話だ。さあ、萌えろ。



○次はおんもに出てさしん撮影。太陽がまぶしい。さらにおんもをとおりすがるご通行中の皆様の視線が痛い。通りすがりのお子様などはあちきをびしっ!と指差して「お嫁さんだ〜」などおっさっている。うむ、嫁である。要求されるとおりへろへろと微笑みながら嫌っていうほどおさしんを撮られる。さらに、「グリーンバックに撮りましょう」と言われ、移動、って、

グリーンって緑道の事でつか?

しかも奥の方でおっさんが寝てますが?

実に自然見溢れるロケ撮影終了。撮影中に弟であるけんぽんと義妹うりちゃん、姪のりっちゃんが現れ、カメラさんの隣で盛り上がったり、友達が順次到着し、アフォなロケ撮影に気がついているのに、他人のようにつ〜っと会場に入っていったりしていたが、それはまあ仕方の無い話である。

○何とか撮影は終了し、今度はスタジオで撮影。ここまでにかなり消耗しているあちき。しかも、移動の合間にたった一人、ウエディングドレスでご不浄に入り、おむちゅを取り替えるというアクロバティックな事もこなしているのだから。う〜みゅ、何でこうネタの神様はタイミングがいいのでせうか?

○そしてついにケコーン式である。ぷちリハーサルも終了した。後は野となれ山となれである。会場ですっこけ様が何しようがやり直しは出来ない。まあ、失敗もそれはそれ、神様のせいということで。

ある意味ケコーン式の主役。これで彼はかがんでいる。ある意味ケコーン式の主役。これで彼はかがんでいる。



○あちきの希望による(明るい)ゴスペル式ウエディング。彼の明るく激しいソングに会場が笑いの渦に。狙ってましたが、実際に2メーターはありそうな高身長のゴスペルシンガーにがばあっと抱きしめられるとびっくりです。いやあれですね、わかってはいましたが、真っ白な歯を見せられて迫ってくる2メートルのゴスペルシンガーは凄いですね。まあ、一番受けていたのが、某くだらな帝国の方で、二番目が隣にいた雑文書きの人で、三番目が某小助さんだったのですが。って、何で素面でお腹抱えてぐにゃぐにゃ笑っているのですか、某小助さん。

○次は披露宴。さまざまな理由で結婚式に間に合わなかった皆様も会場に入っていただき、その後から入場するあちき。とりあえず張り付いたような笑顔のままご挨拶。常人の使用量の5倍もの痛み止めを飲んだあちきには、おむちゅがずれないか否かしかの事で頭がいっぱいである。笑って、笑って、笑ってあちき。その笑いが(藁)であろうとも。

○しかしながら、スペシャルメイクにより素敵に仕上げられたあちきに、お客様は次々お褒めの言葉を投げかけて下さる。ところで、セレブみたいって誉め言葉ですか?もけけけけけけ。

○やっとあちき達にもご飯が出て・・・。ちょっと待て。

かりかりフォアグラは?

霜降り和牛の炭火焼きは?

式場の人に言われていた事とはいえ、メニューが省略されると腹立たしいものである。しかもだ、お高いところを省略されているではないか。確かに、後でお食事券を使って別の日に食べられますと言われたが、目の前で美味しそうに食べている人々がいるのにこれでは拷問ではねいですか?へろへろと笑いつつも妬みの念を会場に飛ばすあちき。が、にぎやかな席では念は通じないらしい。

○さらに、デザートブッフェとオプションで追加したのであるが、あちきはドレスである事もさることながら、おむちゅ装着が気になっておぷしょんケーキを取りに行けない。すると雑文書きの人が「取ってきてあげる」と颯爽と席を立った、が、

おい、何でそこで世間話をしている!

おい、何でそこで捕まる!

あちこちで捕獲され、最終的に雑文書きの人が戻ってきた時は、やさしい職場のお姉さまが取ってきてくれたケーキをもかもかとあちきが食していた。ちなみに、このブッフェ。実に好評であったのだが、一人あたり3個くらいの割り当てであったにもかかわらず、表にはそれを公表していなかったため、我が愚弟が一人で6個食い倒し、義妹も5個食い倒し、他にも多く食べた人がいたらしく「1個しか食べられなかった」という被害証言が寄せられている。弟よ、少しは考えろ。あれか?お前が真の主役か?

○ケーキ、と言えばウェディングケーキである。このケーキのデザインにあちきは大騒ぎし、わざわざ面倒な人形見取り図まで描いたのである。実際、パティシェのお姉さんは作った後、「これで大丈夫だろうか」「イメージ通りだろうか」「こんな細かい図面を出してくる相手だから満足してもらえるのだろうか」とおっさっていたそうだが、そちらも問題なく作成されていた。

提出したイラスト(既出ですが・・・)提出したイラスト(既出ですが・・・)


←実物。下の段にいる。←実物。下の段にいる。



○雑文書きの人のおされバイオリン演奏、あちきのふざけた両親への手紙なども滞りなく終了し、皆さんをお見送りした後、出口で数名の友人を確保し、
 「カラオケとか行かない?」
と話がまとまる。が、それが色々な皆さんに色々な事態を巻き起こしたのである、である、である。

後編に続いちゃうのだ

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