かすみ荘 - 雑文:出産前に免許は手に入るのか!?
[もどりゅ]

286. 【GOGO!教習場1】 (2004.11.19)



○免許を取らねばなるまいまい。だらだら主婦のあちきはそう思ったのだ。かなりの年月を働いたにしては、しゃれにならない雀の涙の様な退職金をだらだらと無駄遣いしながらの生活では、生産性が無い訳で、ここはひとつ、今まで持っていなかった身分証明にもなる、免許証なるものをとって、出産後にはおされドライバーにならなくてはなるまいまい、ぶるんぶるん。

○そう、免許があれば車であちこちにいけるのである。お腹がおっきくても、出産後にちびっちょがいても、あちきの華麗な運転で、あちこちに行けてしまうのである。ぶんぶ〜ん。そう、今まで、人轢いちゃうかも知れないから怖くて免許なんてとれな〜いんwなどとほざいていたのだが、子供が出来たら免許があると便利だ、とか、出産したら免許をとる暇なんて無い、とか、安全運転していればこれほど便利な物は無い、とか言われたのもあったし、さらにさらに、家から一番最寄りの教習場は歩いて通える距離なのですよ。なので、ちまちまと通う事にしたのでする。

○とりあえず、受付に行ってオートマチック専用免許料金を確認、だってほら、マニュアル車何てハンドル握るチャンス無いと思うんですよ。夜に夫の人に金額を確認して貰う。お金を出すのは、家の貯金からだからだ。了承を得たのち、翌日受付で申し込み。で、おにゃかも大きくなっており、受付のお姉さんに妊婦用事故っても文句言わないよ誓約書を書いてお金を払う。と、その日から学科教習が受けられるとかで、丁寧にスケジュールを書いてくれた。で、決まった時に必ず受けなくちゃならない授業は少なく、受けられるやつはさっさと受けちゃっていいらしい。早速、貰った教習セットを手に、教室に入る。

○平均年齢若っ!あちきよりも上の人なんかちょっとしかいなさそうである。で、みんなあちきのお腹に視線を注ぐのは何故ですか?そんなにセクスィですか?学科の先生もあちきには優しい。資料を取りに来て下さい、という時も、あちきには持って来てくれるのだ。あちきがみりき的だからですね<激しく違います。

○学科試験をわしわし受け、そのうち技術教習もスタートする。が、あちきが運転した事があるのは、MTBとスリックカートくらいであり、車なんぞ乗せて貰うものだと思っていたのだが、此処は頑張らなくてはなるまいまい。それにしても、昨日までハンドルも握った事も無い人間を、教習場内とはいえ、よくもまあ運転させるものである。事故ったらどうするのであろうか?いやまて自分、事故ると思ってはいけない。あちきは大丈夫、素敵ドライバー、そう思って運転すべきだ。

○えと、鍵を指す。ブレーキを踏む。ギアをドライブに入れる。ハンドブレーキを下げる。ゆっくりとブレーキから足を上げ、スタート。
「はい、今日は時速20キロまで出しましょう」
「死にませんか?」
「・・・。死にません。危なくなったらこっちでブレーキを踏みます」
「それは重畳ですね」
左に曲がる時には、バックミラー、ドアミラー、思いっきり首を向けて目視、減速、ハンドルぎゅるぎゅる〜ん。
右に曲がる時には、バックミラー、ドアミラー、目視、減速、ハンドルぎゅるぎゅる〜ん。

○おっきな鉄の塊は意外と簡単に動くものだと感心しながら、運転する。最初はくるくる周回していたものの、バック、クランク、Sの字、坂道などなど、何やら難しい方向に進んでいく。しかも、直線では一気に30キロまで加速する必要があるのだ。
スタート>バックミラー>ドアミラー>目視>右折>加速>バックミラー>ドアミラー>目視>右車線変更>減速>右折>右折>右折>Sの字>バックミラー>ドアミラー>目視>左折>加速>バックミラー>ドアミラー>左折>クランク>車庫入れ>縦列駐車

○首が痛くなるほど、あっちを向き、こっちを向き、学科10時間、技術14時間(最短12時間の2時間オーバー)ののち、仮免試験に臨んだ。技術は結構上達したと思う。お腹がちゃくちゃくと大きくなるにつれて、気も大きくなったのか、何とかなるなる!というおおらかな気分が運転に余裕が出たのかも知れない。が、学科は仮免用試験の為の模擬テストを3回失敗していたのだ。がびょーん。学科の先生も、あちきを直接助ける訳にいかないのだが、昼間学校でぼーっと勉強していたら、重点的に出そうなとこをチェックしてくれた。つか、ぼーっと勉強したら駄目だろ、あちきよ。

○しかし、である、あちきは本番に強かった。学科をぎりぎりの点数でパスし、ぎゃんぎゃんと運転。縦列駐車の後ろを5センチのみ残して「入りました!」と堂々と宣言。その場では「はい」と言った先生であったが、後で「あれはぎりぎりでした!」としっかり注意されたのは公然のしみつだ。

○こうして仮免許を手に入れたあちき。ぎょんぎょん!と外に飛び出して行くべく、今更ながらに運転の仕方、の本を熟読していたのは、路上練習の10分前である<駄目すぎです

続く・・・

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