かすみ荘 - 父とわたくし:父と弟
[もどりゅ]

ACT004:父と弟(2000.08.23)


父は子供が大好きだ 自分の子供以外も 子供ならたいがい可愛がる だから友達の子供が遊びに来たりすると とても嬉しそうに相手をしている(うーみゅ かすみも子供がいてもおかしく無い歳なのだが ひとつ父にプレゼントしてみようか ってブラックだぞ)

さて そんな父なので子供を連れて(自分のね さすがに他人の子供を連れまわしたりしてないない) あちこち出かけたりしている(昔も今も) かすみもスキーに連れてってもらったりしたが 最近 とても感動的な話母からを聞いた

それは父が弟と二人でどこぞ(どこに行ったかは不明)に行った時の話である 昼食をとる為にホテルのレストランに入った 普段であればホテルのレストランなど使わないのだが この時は他に店が無く ちっちゃい弟も「お腹が空いたよー」と訴えていたとの事 その為 父はホテルのレストランの相場っつーのを知らなかった で

た、高い!(父 心の声)

メニューを見て父ははっきりそう思った もちろん大の大人が払えない金額では無い 無いのだが 父は今も昔も倹約家であり 旅行に行っていいもの食べるとか 目的の店があっていいもの食べる(食べてばっか) そういうのにお金を(ためといて ぱっと)使うのは大好きなのだが 東京のホテルのレストランで馬鹿高い飯(父の価値観ではこう)を食べるのは納得がいかないのだ

「僕 スパゲッティー ミートソースのやつ」

弟はホテル値段の馬鹿高いそれを高らかに宣言した(と思う やつの性格から言って)

「スパゲッティーミートソースとジュース」

父はそうオーダーした 何のジュースかまではかすみは聞いてないが 父なりの抵抗である もちろんそれも馬鹿高いのであろう(父の感覚では) しかしながら入ったからには子供だけご飯を食べさせ 自分は水というのは格好悪いと考えたに違いない いがいと格好をつけたがる父なのだ(ちょっと可愛いかも)

ああ 何と言う父の愛 自分はお腹が減っても(帰宅後 ご飯を食べたとの母の証言あり)息子には食事をちゃんとさせ 信念は曲げない かすみはこの話を聞いた時 めちゃめちゃかっこいいと思った 私の父ってかっこいいわ 素敵ぃ と だからちょっと(かすみポイント的にはかなり)いい話という心の箱に分類したのだ



ここで終われば良かったのだ かすみの中でめちゃめちゃいい話で すでに友人の何人かはこの話を聞かされている(嫌と言おうが無理に聞かす) でも そうは行かないのがかすみ家である

「ねーねー 妹ちゃーん すっげーく いい話 聞かしたげるー 〜以上の話〜 なーんかかっこいいよねー」

「ださっ!」

「え?」

「ださっ!ってゆーか ママ もっとパパにちゃんといわなきゃー かっこわるー ホテルのレストランに入った事が無いってなさけなーい 大人になってからでしょ 働いてる時でしょ だいたいママも結婚する前にさ ホテルでデートくらいしとけばいいのにー」

父よ かすみはそんな父を格好良いと思っている 母も良い話だと言っている 直接言ったりはしないが父は格好良いぞ ほんとに かすみは自分の子供にこれを格好良いじじいの話として伝える もしださっといったらSTOかます(出来るのか かすみ)

教訓:父をださいと言う娘は育てちゃいかんです


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