かすみ荘 - 父とわたくし:父と大掃除
[もどりゅ]

ACT009:父と大掃除(2000.12.28)


◇年末といえばなんだろう。花火、縁日、ビアホール。なんで夏なんですか、ちょっと勘違いしただけです、勘違いしすぎです、申し訳ありません。

◇人によっては紅白歌合戦であったり、レコード大賞だったり、カウントダウンだったり、そばだったり、年賀状の作成であったり、色々だ。かすみの家では大掃除の攻防が行われている。正確にはかすみと父の間のみで行われている攻防だ。毎年勝利するのはかすみである。この場合勝利は勝利ではなく、女としては敗北であると思う向きもある。なぜならこのwebページを見ている方ならもうわかる通り、かすみの方がお掃除駄目駄目派だから。

◇かすみの家は10年ほど前に建て替えをしたけれど、以来かすみの魔窟は魔郷といってはばからない散らかり具合を呈している。本の上に本。本の上に原稿。原稿の上に本。本の上に服。服の上に本。以下延々続く。今はかすみが踏んでも良いと認識したものの上をつたわないと安らかな眠りを約束するベッドに入れない。そのベッドも本と服に侵食されている。

◇公平に考えても正しいのは父で、自分の家を荒廃させていくのが実の娘であるというのは哀しい事に違いない。違いないが、片付け方がわからないのだったりする。最近は便利になったもので、かすみが子供の頃はだらしないで済んだ事が、ADHDなのーで、済んだりもする。もちろん父は認めてないけど。

◇毎年の攻防はだいたいパターンが決まっている。先ず、冬休みに入った父が庭、両親の部屋を納得が行くまで整理、清掃する。かすみが休みに入ると、食事の時間にはっきりと言う。

今年こそ部屋を片付けろ

◇一応かすみが肯く、が、この約束はずっと破られ続けている。記録更新中だ、けど、こんな事更新しちゃいけませんね。いけません。その後、部屋にやって来る。延々とうちゃん情けなくって涙出てくらぁ、と説教。出来ないなら俺がやると提案。かすみ、それはいやだと言う。かすみ、ちまちまとやっても変わらない様な事をして、やってるポーズだけ見せる。やはり終わらず、年越しそばを食べながら、年越し説教。説教終いを受ける。

◇取りあえず就寝。父は朝からがばっと起床。ずばっと着替え。ずばっと解決(何が)。初日の出を無理矢理起こした母と二人で見る。かすみ熟睡中。のち、たたき起こされ、もちを焼く。焼きながらもっと早く起きよと父から初説教。おせちを食べながら今年こそ部屋を奇麗にしろと元旦説教2度目に遭遇。

◇に、しても年末年始と説教大会だ。でも怒らす方が悪いんでしょうな。うん。毎年思うんだけどね、奇麗にしよう、でも思うだけ。

◇さらにまずい事に。今年はそれすらも思ってなかったりする。だって、無理だもん。どーやっても無理。片付いたら奇跡、おーじーざす。なので、怒られない方法を考える事にした。どうやっても一回は怒られるだろうから、いかに説教回数を減らすかが攻防の鍵になるに違いない。

◇と、いう訳で、年末実家に帰らない彼氏を年越しそばに招待する事にした。こうすればがんがん説教は出来ない。かすみったら頭、冴え冴えー。後は年末に向けて、自分が駄目人間である事を自覚し、少しでも一応片付けをしようと思う。対策したからといって奇麗にしなくていいって訳でもないもんねぇ。あーめんどうくさい。

教訓:親と付合うのは相手の出方を伺っていかねばならない。


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