かすみ荘 - 父とわたくし:父と陶芸
[もどりゅ]

ACT018:父と陶芸(2001.03.26)


◇過去に、父は創作センターという職場で館長をしいました。創作というからには何かを作らなくてはいけません。父そのものは気が向くと何かやるけれど、主に草むしりをしたり、枝払いをしたり、ゴミ拾いをしたり、受付コーナーを磨いたり、掃除をしたりしていたようです。

◇この創作センターでは、陶芸教室あり、詩吟教室あり、書道倶楽部あり、染め物工房あり、小唄教室あり、華道教室あり、その他年寄り向・・・いやいや、実に渋いラインナップを揃えて運営しているらしい。父が配属替えになって、次の館長になったのが、父と同期のIさんでした。このIさん、陶芸をやってみたらば性にあったようで、めきめきと腕を上げ、センターにやって来る人達に教える様になっていました。

◇こうなると負けず嫌いのスイッチが入ってしまい、口では「Iさんは元々才能があるんだよ、努力もしてるし」と言っているのに、やってる時間が違うだのという言い訳もさりげなく付け加えるのです。そのうち、休みの日にいそいそと陶芸教室に出かけ始めました。

◇さて、通い始めてしばらくすると、作品一号が完成しました。平たい皿です。平皿です。平たすぎで汁気が少しでもある物はのせる事が出来ません。それを指摘すると、一見笑顔でしたが、大変不満そうでした。作品二号はマグカップです。なかなかの出来栄えだと自画自賛しています。しかしながら、持ち手が粘土の板で出来ているので角があたって痛いです。それを指摘すると、これは板作りだからとか何とか言って大変不満そうでした。

◇現在、月に2回ほど作品を作りに行っています。出来上がった作品は、いつかかすみが結婚式をする時に、引き出物としてプレゼントするのだそうです。現在の父のお気に入りのロゴは蟹です。蟹マーク付の引き出物が欲しい方は、かすみの結婚披露宴にふるってご参加下さい。

教訓:負けず嫌いになると、趣味も増える。


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