かすみ荘 - 父とパソコン:ファイルを開け
[もどりゅ]

ACT003:ファイルを開け(2001.03.08)


・会社から帰ると、父がすっ飛んで出迎えてくれた。

「大変だ、パソコンが止まった!動かないし、スイッチも切れない!」

・何をやったのかと思って見れば、パソコンを充電器付の本体から外しかけ、元に戻しただけであった。一度外された為に、処理をしたのだが、すぐに戻された為、ストップしてしまった様だ。さらに、電源ボタンもいじくったらしいのだが、長押しするという事を知らなかったので電源も落ちなかったという。

・再起動させ、パソコンの前に座る父。欲しいファイルが出ないという。ディレクトリを指定出来ない様子。仕方がないので、ざっくりとディレクトリ構造を説明。ツリー図解までするかすみ。わかったのかわからないのかわからない所がわからないのか、なーんとなく理解したらしく「わかった」というので放って置くと、

「ファイルが無い!たった今まで使っていたファイルが無い!」

・後ろから覗き込むと、物凄い数の新規ファイルを開きまくっているのがわかった。何をしたのか知らないが、これではファイルがわからなくなって当たり前である。名前を聞いてもわからないという。わからないのは犬のおまわりさんのと所にやってくる迷子の猫ぐらいで充分ではないのでないか。

・何故に山ほどファイルを開いたかといえば、新規ファイル作成のやり方を見ながらボタンを連打した様だ。連打をするのは昔アニメにもなった、ゲームセンター嵐くらいで充分ではないのではないか。

・わかったような、わからないようなまま、本日の学習を終了する父。変な自信に満ちており、「今度教えてやるからな」と母に向かって頼もしい台詞を投げかけた。さすがに二人いっぺんにこれをやられたら、かすみは持たないかも知れないし、そうでないかも知れない。


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