かすみ荘 - 父とパソコン:ワープロとパソコン
[もどりゅ]

ACT011:ワープロとパソコン(2001.05.15)


・家に帰るとどんよりした顔の父がいた。

「かすみ、ワープロで作ったファイルをパソコンに出来るか?」

・父よ、どの様なファイルをどの形式にしたいのかがわかりません。とはいえ、恐らく父の方がさらに何が何やらと思っているに違いないのです。もう、どうしようもありません。どこがわからないか、わからないのです。公文式。

・話を聞いてみて、やっと理解しました。富士つーの憩いの場なるワープロで200人ほどの名簿を作成した方がいて、その人の後任の方も家に同シリーズの機種があった為、問題なく名簿を使用していた。しかしながら、その後任となった父はそれを持っていない。その為、同じFDというメディアなので、ワードで読み込めないものだろうか?という質問。

・ぶっちゃけてゆっちゃえば、かすみは素人です。このwebだってフロントページで作っています。難しい事はよく分かりません。変換できるかどうかなんてわかりません。返還可能かどうか分からないのは北方領土も同じです。調べなければわかりません。

「調べてみないと分からないよ」

「いや、じゃあ無理だな」

・いつもながらによく分からない思考回路をしていらっしゃいます。無理とは言っていません。調べると言っているのです。どうしてこう短気なのでしょう。短気は損気という言葉もあるというのに・・・。

「つまりあれだな、俺が全部打ち直せばいいんだな」

「うーん、最悪そうなるかな」

「200人分かぁ。でも、やるしかないんだよな」

「えー、職場で買ってもらえばいいんじゃん」

ここで会話に妹が参戦。

「そうもいかないだろ。OB会の名簿だぞ」

嘱託に仕事の一部とはいえOB会の作業とは。幹事って大変。

「うーん、じゃ、練習を兼ねて打てば。ボケの防止になるかもね」

・妹の非情な言葉に、まあ、やってみるよ、と明るい表情になる父。本当に大丈夫なのかしらん。

・で、今、かすみは変換の仕方を調べて、どうやら可能である(実際にやってみると障害が出るかもしれないので)と分かったのだけれど、果たして父はそれを聞いて自分でやるのだろうか、それともかすみが苦労するのだろうか。伝えようかどうしようか迷っている。


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